旭川市教委スクールカウンセラー 拠点校など3方式で 全小・中学校に年1回以上(市町村 2019-05-09付)
【旭川発】旭川市教委は、本年度のスクールカウンセラー配置・派遣方法を決めた。文部科学省の配置方針を受けたもの。拠点校など3方式で、市内の小学校53校、中学校27校に派遣。児童生徒や保護者が相談しやすい日程の工夫や、特定の相談室を設けるなど環境整備を行い、全小・中学校に年1回以上派遣することを目指す。
文科省は、本年度までにスクールカウンセラーを小・中学校全校に配置する方針。
道教委は、教育局と市町村教委、学校が連携し、人材確保などの事業実施体制を整備することを求め、全小・中学校で最低年1回以上、スクールカウンセラーが派遣されるよう努めることを呼びかけた。
それらを踏まえ、旭川市教委は本年度、①拠点校方式②道費巡回方式③市費巡回方式―の3つの方式で対応していくこととした。
①は、拠点校となる中学校から校区内の小学校へカウンセラーを派遣するもの。前年度、併置校など小規模な中学校区の小学校を対象とし、江丹別小学校ほか7校で実施した。本年度はさらに拡大して、中学校1校につき小学校1校へ配置することとし、日章小学校ほか26校で行う。中学校区内にあるいずれかの小学校と連携させて、スクールカウンセラーを共有することで、小・中学校間で円滑な接続が図られる効果を期待している。担当するスクールカウンセラーは14人。
②は、本年度から知新小学校ほか6校で行う。担当スクールカウンセラーは1人。
③は前年度、拠点校方式以外の学校で、希望する学校を対象に実施。本年度は、朝日小学校ほか18校に派遣する。担当スクールカウンセラーは1人。
市教委は、各学校にスクールカウンセラーの派遣を年間計画、参観日などに位置付けて保護者や子どもたちが相談しやすい相談日程の工夫や、相談者のプライバシーが守られるよう特定の相談室を確保して相談環境の整備に努めるよう求めている。
(市町村 2019-05-09付)
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