1年に1回、合同点検 枝幸町通学路安全プログラム(市町村 2019-04-25付)
【稚内発】枝幸町における通学路安全プログラムがまとまった。各小・中学校においてそれぞれ1年に1回、合同点検を実施し、その結果から明らかになった対策必要個所については、歩道整備などのハード対策や交通安全教育などのソフト対策など、具体的な実施メニューを検討する。対策実施後には、学校に聞き取りを行うなど、対策の効果を把握する。
町では26年度、各小学校の通学路において関係機関と連携して緊急合同点検を実施。対策内容について協議の上、町通学路交通安全プログラムを策定し、安全確保対策に取り組んできた。
しかし、国内では地震によるブロック塀倒壊に伴う登校中の死亡事故や下校中の児童が殺害される痛ましい事件が発生していることを踏まえ、登下校中の交通事故や自然災害による事故防止に加えて、防犯の観点からも、再度緊急合同点検を実施し必要な対策内容を協議。町通学路安全プログラムに名称を変更。今後は同プログラムに基づき、関係機関が連携して、児童生徒が安全に通学できるよう通学路の安全確保を図っていく。
プログラムの概要はつぎのとおり。
▼基本的な考え方
継続的に通学路の安全を確保するため、合同点検を継続するとともに対策実施後の効果把握も行い、対策の改善・充実を行う。これらの取組をPDCAサイクルとして繰り返し実施し、通学路の安全性の向上を図っていく
▼定期的な合同点検
町内の小・中学校をそれぞれ1年に1回、合同点検を実施する。通学路上の空き家については、関係機関との連携や登下校時の指導などによって適宜対応する。
▼対策の検討
合同点検の結果から明らかになった対策必要個所について、個所ごとに、歩道整備や防護柵設置などのハード対策や、交通規則、交通安全教育のようなソフト対策など、対策必要個所に応じて具体的な実施メニューを検討する
▼対策効果の把握
合同点検結果に基づく対策実施後の個所について、実際に期待した効果が上がっているのか、学校への聞き取りを実施するなど、対策効果を把握する
▼対策の改善・充実
対策実施後も、合同点検や効果把握の結果を踏まえて、対策内容の改善・充実を図る。
(市町村 2019-04-25付)
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