オリパラ教育推進事業―札幌市教委等　本年度９１校で研究　ミュージアム活用は１６校増

（市町村 2019-05-07付）

　札幌市教委と札幌スポーツ局は、オリンピック・パラリンピック教育推進事業の本年度研究推進校を決定した。オリンピアンなどを講師に招き、講演会などのほか、札幌オリンピックミュージアムを活用した学習を行うもの。ミュージアムを活用した学習の研究推進校を前年度より１６校増やし、研究推進校は全校種合わせて９１校とした。

　事業は、市教委が平成２８年度に初めて実施。２９年度からは、市教委とスポーツ局で事業を推進してきた。

　オリンピック等に関する学習を通して、「スポーツの意義や価値などにふれる機会の充実」「“ふるさと札幌”を愛する心の育成」「共生の思いをもちながら生涯にわたって運動を楽しむ態度の育成」を図ることを目的としている。

　本年度の研究課題は、前年度と同様①オリンピアン・パラリンピアンや、その指導者等を学校に招いて講演会を行う学習②オリンピアン・パラリンピアンや、学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習③札幌オリンピックミュージアムを活用した学習―の３点とする。①と②は各１５校、③は６１校で行う。

　また、前年度から引き続き、②の研究推進校１５校のうち５校で日本財団パラリンピックサポートセンター主催の「あすチャレ！スクール」を開催する。学校にアスリートを派遣し、講演や協議を体験するもので、「障がいとは何か」などの気づきを学びにつなげる。

　６月ごろから各校で実践研究を開始する。このほか、来年２月には事業報告会を開き、研究の成果の普及・啓発を図る。

　研究推進校はつぎのとおり。

▼オリンピアン・パラリンピアンや、その指導者等を学校に招いて講演会を行う学習

▽大倉山小▽山鼻南小▽篠路小▽和光小▽幌東小▽福住小▽平岡小▽簾舞小▽常盤小▽南の沢小▽稲穂小▽東月寒中▽中の島中▽真駒内曙中▽市立札幌みなみの杜高等支援

▼オリンピアン・パラリンピアンや、学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習

▽緑丘小▽光陽小▽東苗穂小▽上野幌小▽旭小▽南月寒小▽藤の沢小▽稲穂小▽中央中▽新琴似北中。あすちゃれ！スクール実施校▽三角山小▽北光小▽北都小▽藻岩小▽藤野中

(市町村 2019-05-07付)