ほっかいどう学推進フォーラム設立　魅力と課題　学ぶ場を　理事長に新保氏選出

（関係団体 2019-05-16付）

ほっかいどう学を力強く進めていくことを確認した

　ＮＰＯ法人ほっかいどう学推進フォーラムの設立総会が１４日、ＴＫＰ札幌駅カンファレンスセンターで開かれた。本道の魅力と課題を理解するため、子どもから大人まであらゆる人を対象に意図的な学びの場を継続的に維持することなどを目的に設立。道内小・中学校教諭、大学生等を対象としたほっかいどう学のテキスト企画の検討や、出前講座、シンポジウムの開催などを本年度事業計画に盛り込んだ。理事長には、札幌市立屯田小学校の前校長・新保元康氏を選出した。

　ほっかいどう学は、本道の魅力や地理、歴史、文化、産業等を子どもから大人まで幅広く学び、地域に関する理解と愛着を深めることが目的。

　開会に当たり、設立発起人を代表して北海道開発局の倉内公嘉建設部長があいさつ。ほっかいどう学推進の重要性にふれた上で「将来的に北海道全体の魅力が高まると同時に、より柔軟な課題の克服が可能となる」と強調。フォーラムを設立することを通じ、社会の幅広い理解と協力が得られることで責任ある事業展開が可能となることに期待を寄せた。

　役員選出では、理事長に新保氏を選出。新保理事長は「皆さんと力を合わせながら、事業計画に盛り込まれた施策を着実に進めていきたい」と力強く決意を語った。

　本年度の事業計画については、会員等へのほっかいどう学通信の発行、ほっかいどう学ツアーの企画、道内企業の商品やパッケージにほっかいどうの豆知識等の掲載、道内小・中学校教諭、大学生等を対象としたほっかいどう学のテキスト企画の検討などを盛り込んだ。将来的には、小学校のほっかいどう学に関する副読本の作成を視野に入れていることを確認した。

　今月下旬に設立認証申請書類を札幌市に提出し、認証されれば８月下旬にも設立登記する見通し。９月中旬から下旬にかけてシンポジウムの開催を予定している。

(関係団体 2019-05-16付)