道小第１回理事研修会　苫小牧大会の体制確認　大石会長 人材育成が課題

（関係団体 2019-05-20付）

北海道教育の質の向上に向けて取り組むことを確認

　道小学校長会（大石幸志会長）は１４日、ホテルライフォート札幌で令和元年度第１回理事研修会を開いた。第６２回道小教育研究胆振・苫小牧大会の運営体制などを協議。大石会長は、様々な教育課題に校長会が力を合わせ、「チーム北海道」として活動を進める意向を示した。

　大石会長があいさつ。本年度当初の期限付教諭配置に関する実態調査の結果として、前年度の半分以下と大きく改善したことから、道教委の人材確保の取組の効果が上がっていることを報告した。

　一方、養護教諭が不在でスタートした学校もあること、年度途中の人材確保を心配する声が挙がっていることから、新学習指導要領の実施を前に人材育成が大きな課題となっていることを指摘した。

　また、５月に道中学校長会、道公立学校教頭会とともに提出した『北海道文教施策・予算策定に関する要望書』、道中学校長会との連名による「北海道教育の質の向上をめざす教育条件の整備に関する提言」について説明。

　ことしの目標として「北海道教育の質の向上を目指し、教育課題に正対して取り組む校長会」を掲げ、様々な教育課題に力を合わせて、正面から向き合って尽力し、チーム北海道を掲げて活動を進める意向を表明。「道中学校長会、道公立学校教頭会はもちろん、道教委や各市町村教委などの教育行政機関と連携を図りながら活動することが、教育課題の打開につながる」と述べた。

　議事に入り、神谷敦事務局長が昨今の教育情勢について説明。

　第６２回道小教育研究胆振・苫小牧大会について紺野高裕研修副部長、瀬川恵研究指名理事が報告した。

　このほか、道教委教職員課の古屋和治主幹、義務教育課の伊藤伸一主幹、健康・体育課の佐々木麻由美主幹が、それぞれ当面する教育課題について講話した。

(関係団体 2019-05-20付)