「炭鉄港」日本遺産認定を報告　連携深め国内外にＰＲ　鈴木知事　様々な場で活用期待

（道・道教委 2019-05-31付）

認定証を掲げる鈴木知事と畠山赤平市長ら

　赤平市の畠山渉市長らは２８日、道庁本庁舎を訪れ、「本邦国策を北海道に観よ！～北の産業革命“炭鉄港”」の令和元年度日本遺産（Ｊａｐａｎ　Ｈｅｒｉｔａｇｅ）認定を鈴木直道知事に報告した。畠山市長は、国内外へのPRに向け、関係自治体が連携を深めていく意向を表明。鈴木知事は、道として取組を支える考えを示し「子どもたちや教育関係の旅行など、様々な場面で活用してもらえれば」と期待した。

　文化庁は、地域の歴史的魅力や特色を通じて国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」に認定し、魅力ある有形・無形の文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内外に発信することで地域の活性化を図っている。

　本年度、道内からは「本邦国策を北海道に観よ！～北の産業革命“炭鉄港”」を認定。申請市町村は代表自治体である赤平市のほか、小樽市、室蘭市、夕張市、岩見沢市、美唄市、芦別市、三笠市、栗山町、月形町、沼田町、安平町となっている。

　畠山赤平市長、迫俊哉小樽市長、髙橋幹夫美唄市長、小泉賢一室蘭市副市長らが道庁本庁舎を訪問。

　畠山市長は、２０日に東京国立博物館で交付認定を受けたことを報告。国内外へのPRに向け、関係自治体が連携を深めていく考えを示した。

　鈴木知事は、地域の魅力を伝えるきっかけになるとし、道として取組を支える意向を表明。北海道の礎を築き、日本で大きな役割を果たした「炭鉄港」について「子どもたちや教育関係の旅行など、様々な場面で活用してもらえれば、将来にもつながる」と述べた。

(道・道教委 2019-05-31付)