全道立学校に留守番電話設置検討―道教委　夏季休業から開始予定　緊急連絡はメール自動転送

（道・道教委 2019-05-31付）

　道教委は、ことしの夏季休業期間から全道立学校に留守番電話を設置することを検討している。保護者からの緊急連絡に対して専用のメールアドレスを設定し、スクールネットを活用して教職員の自宅パソコンや携帯電話に転送。保護者や外部からの問い合わせなどへの対応を理由に時間外勤務をすることのないよう連絡体制を整備する。

　留守番電話は、勤務日の時間外、週休日・休日・開校記念日、年末年始の休日、学校閉庁日に設定する予定。メッセージ対応のみで録音はしない。

　設定開始時間は遅くとも午後７時、解除時間は翌朝の早くて午前７時３０分以降が目安。各校の実情に応じ決めることができる。

　非常災害や児童生徒の指導などに関する緊急時に備えて、保護者に対しては緊急連絡用メールアドレスをあらかじめ周知。スクールネットのメーリングリスト機能を活用し、教職員の自宅のパソコンや携帯電話に自動転送する仕組みを整える。校長、副校長、教頭、生徒指導部長など複数の教員で情報を共有することも可能で、転送先も各学校で設定できる見通し。

　リーフレットや各学校が作成する周知文書などで保護者に知らせる。夏季休業期間からの運用を目指す。

(道・道教委 2019-05-31付)