小・中新採用事務職員研修会 失敗恐れずに挑戦を 国研・藤原総括研究官が講義(道・道教委 2019-05-30付)
藤原文雄総括研究官は、経験学習の重要性を説いた
道教委は27日から4日間、札幌市内の道自治労会館で公立小・中学校新採用事務職員研修会を開催している。国立教育政策研究所初等中等教育研究部の藤原文雄総括研究官が「新採用学校事務職員の1年間の仕事と成長」と題して講義。約70人が参加し、学校事務職員の役割などについて理解を深めた。
市町村立学校の新採用事務職員に対し、職務遂行に必要な事項に関する基礎的な内容などに関する研修を行い、学校事務職員としての心構えや学校事務の基礎的な能力の育成を図るもの。
ことし4月以降または平成30年度中途に新たに公立小・中学校事務職員となった約70人が参加した。
はじめに、川端雄一教育環境支援課長があいさつ。学校における働き方改革の推進に向け、職員一人ひとりの意識改革、事務処理の効率化を図るよう期待。校務の情報化や学校事務の整備・統合など、校務運営の参画の観点から学校の働き方改革を進めるよう求め「事務職員の役割について一つでも学び、学校現場での実践につなげてほしい」と述べた。
つぎに、国立教育政策研究所初等中等教育研究部の藤原総括研究官が「新採用学校事務職員の1年間の仕事と成長」と題して講義。年度当初の4月、年度末の3月が特に忙しいことなど、学校職員の1年間の多忙感に関するイメージを示し、見通しをもって仕事に取り組むよう呼びかけた。
また、資質・能力やモチベーションの高い職員の特徴として、「理想の事務職員像の設定」「事務職員に対する好意・一体感」などを提示。困難や失敗を恐れずに挑戦し、経験した内容を内省して多角的な視点からとらえ直すこと、自身の方法を検証して柔軟に修正を加えることなど、経験学習の重要性を説いた。
2日目以降、給与・旅費制度、共済事務など職務遂行に必要な事項に関する講義・演習を実施したほか、メンタルヘルス、コミュニケーション、学校事務職員の役割などについて講義・協議を行った。
(道・道教委 2019-05-30付)
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