１０校指定し取組推進　チーム根室で学力向上支援校　全学級授業公開や校内研　根室局

（道・道教委 2019-06-06付）

　【釧路発】根室教育局は、管内学力向上支援事業「チーム根室で学力向上を！」の重点支援校を決定した。全５市町から２校ずつ計１０校を指定し、授業改善に向けた取組を推進。年８回の指導主事等訪問、全学級の授業公開、校内研修などを計画している。

　昨年１０月から進めている同事業は、根室管内の全小・中学校、義務教育学校が主体的に授業改善を図り、家庭と連携した児童生徒の生活習慣の確立を目指した取組を展開している。

　うち、「重点支援校における学校教育指導」は、積極的に授業改善を目指す重点支援校として各市町2校を指定。根室市立花咲小学校、根室市立成央小学校、別海町立中西別小学校、別海町立中西別中学校、中標津町立丸山小学校、中標津町立中標津中学校、標津町立標津中学校、標津町立川北中学校、羅臼町立羅臼小学校、羅臼町立知床未来中学校に決定した。

　重点支援校では、学力向上の課題や指導主事等の訪問時における実施計画を明確にしたマネジメントシートをまとめる。１２月までに８回程度、教育局指導主事と各市町教委職員が訪問。全学級で授業公開するほか、最終の訪問では外部に向けた授業公開、研究協議も行う。

　さらに、特設授業の設定、若手教員への指導、研究教科の授業改善、校内研修の推進など各校の状況に合わせた取組も進める。

　教育局は重点支援校における実効性ある授業改善の取組に期待するとともに、管内全体における主体的な授業改善に対する意識の向上を目指していく。

(道・道教委 2019-06-06付)