第１回広域特別支援連携協議会―道教委　切れ目ない支援へ協議　個別の計画作成意義周知を

（道・道教委 2019-06-07付）

学校・関係者間の連携について意見を交換した

　道教委は５月３０日、道庁赤れんが庁舎で本年度第１回広域特別支援連携協議会を開いた。本年度の取組や各学校や地域における切れ目のない一貫した支援の充実について協議。出席者からは、個別の教育支援計画作成の意義を広く周知すること、学校間の引継での計画活用の必要性が指摘された。

　協議会は、教育、医療、福祉、労働などの関係部局・機関、大学、親の会などの関係者で構成。本道における特別支援教育の推進に向けて意見を聴取し、特別支援教育充実セミナーでの助言や発達障がい支援成果普及事業の指導資料などに反映させる。

　協議会の構成員、道・道教委関係部局などの職員ら２４人が参加した。

　特別支援教育課の谷垣朗課長の開会あいさつに続き、星槎道都大学の藤根収特認教授を座長に議事に入り、道教委の担当者が特別支援教育の推進に向けた本年度の事業について説明した。

　続いて「発達障がい支援成果普及事業」における「各学校や地域における切れ目のない一貫した支援の充実」をテーマに協議。個別の教育支援計画の作成・活用の促進、保育士など学校と関係者間の連携の在り方などについて意見を交換した。

　出席者からは、一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援を組織的・継続的に行うため、個別の教育支援計画の作成率を高めるだけでなく、学校間の引継で活用するなど、成果をより広く周知する必要性が指摘された。

　また、市町村における特別支援連携協議会の活性化によって組織的な連携を促進するツールとして、個別の教育支援計画の意義を地域や保護者にさらに周知するべきなどの意見があった。

(道・道教委 2019-06-07付)