２定札幌市議会代表質問（１９日）

（市町村 2019-06-21付）

◆２部門を一体的に　専門的支援拠点へ　第２児童相談所

　児童虐待防止について質疑が行われた。

　６日、中央区で母親とその交際相手から暴力を受けて２歳の女児が死亡した事案が発生。市では、第２児童相談所の設置に向けて取組を推進している。

　秋元克広市長は、第２児童相談所に相談支援部門と一時保護部門を一体的に設置する方針を示した。２つの児童相談所それぞれが所管する地域の専門的な相談支援拠点とし、「虐待の発生予防や早期支援につなげたい」と話した。

　北村光一郎議員（自民党）の質問に答えた。

◆３年度から拡大へ　小３は１年前倒し　子ども医療費助成

　子ども医療費助成事業について質疑が行われた。

　市では、小学２年生までの通院・入院医療費ともに保険診療の自己負担分を助成している。

　秋元克広市長は、現在加入している健康保険の登録データがない小学４～６年生への助成拡大について、電算システムの改修や準備期間を考慮し、令和３年度からとした。登録データのある小学３年生への拡大については１年前倒して２年度からとした。今後は、小学６年生まで拡大する方針を示した。

　大嶋薫議員（民主市民連合）の質問に答えた。

◆就業継続支援や人材掘り起こし　保育士の確保

　保育人材の確保について質疑が行われた。

　秋元克広市長は、保育士の給与等の処遇面の改善や職員数の増員、パートタイムでの復職など多様な働き方に対応する取組が求められていることから、就業継続の支援や潜在保育士の掘り起こし等につなげる取組を推進する方針を示した。

　北村光一郎議員（自民党）の質問に答えた。

◆第３次推進計画で実効性ある施策を　子の権利守る取組

　子どもの権利を守る取組について質疑が行われた。

　秋元克広市長は「第３次子どもの権利に関する推進計画」を策定することとしており、子どもの権利保障に向け実効性ある施策を展開し、条例理念の一層の普及に努める方針を示した。

　大嶋薫議員（民主市民連合）の質問に答えた。

(市町村 2019-06-21付)