１９日から２定札幌市議会　少人数学級等で質疑

（市町村 2019-06-19付）

　札幌市議会の第２回定例会がきょう１９日から始まる。教育関係では、少人数学級の対象学年拡大や第２児童相談所の設置などについて、質疑が行われる見通しだ。

　代表質問は、きょう１９日に北村光一郎議員（自民党）と大嶋薫議員（民主市民連合）、あす２０日に福田浩太郎議員（公明党）、吉岡弘子議員（日本共産党）、石川さわ子議員（市民ネットワーク北海道）が質問に立つ。

　吉岡議員は、少人数学級で行われた授業において、学習面では「意欲的に学習に取り組む」「知識・理解が深まる」、生活面では「進んで友達と遊び、友達との関係を深める」などの効果が認められていることから、対象学年の拡大などについて問う予定。

　また、市教委の就学援助では学用品費や体育実技用具、通学費、給食費、校外学習活動費・修学旅行費、学校病医療費などが対象となっている。成長過程において視力の変動が著しいケースも見受けられることから、対象に眼鏡を加えるなどの検討が行われるかを質問する。

　福田議員は、中央区における２歳女児死亡事案が発生したことから、適切な親子関係を維持できるような支援や警察などの連携を強化すべき機関との情報共有などについて、第２児童相談所の設置等も含めて市の考えを問う。

　北村議員は、秋元克広市長が公約に掲げた子ども医療費の無料化を小学校６年生まで拡大することについて質問する予定。

　大嶋議員は保育人材の確保が急務であることから、保育士の処遇改善などについて問う。

(市町村 2019-06-19付)