「サロン・ド・カミカワ」開始―上川局　交流図りリフレッシュ　職員同士で様々な企画を

（道・道教委 2019-06-24付）

１８日には道立旭川美術館を訪問した

　【旭川発】上川教育局は本年度、芸術・食文化に関するトピックについて局職員同士で楽しみながら交流を図る「サロン・ド・カミカワ」をスタートさせた。ことし１月の職場提案で出されたもの。局職員の興味・関心の高いものを取り上げ、美術館訪問や語る場を設けるなど、様々な企画を提供。ストレス解消やリフレッシュ効果などを期待している。

　前年度、上川局は若手職員が有志を募って「やんぴー委員会」と称し、円滑な業務遂行や自身の職能向上を図るため、外部講師を招いて業務時間後に勉強会を開くなど研鑚。飲酒運転禁止を呼びかけるバッジの作成などに取り組んだ。

　成果を踏まえ、新たに対象を若手職員に限定せず、局職員全員で交流できる機会を図る取組を検討。ことし１月の職場提案の中で、芸術・食文化・外国語などのトピックについて語り合ったり、実際に様々な施設を訪問したりして交流する企画が出された。今回、採用され、サロン・ド・カミカワとしてスタートした。

　サロン・ド・カミカワは、芸術・食文化などを語り合うことで、職員のストレス解消やリフレッシュ効果、柔らかい思考を育みながら業務に還元できるようにすることが目的。職員同士が現場を離れ、交流を図りながら気軽に楽しめるものとする。

　年間スケジュールは設けず、昼休みの時間を活用して職員の興味・関心が高いトピックからテーマや訪問先を決定。上川局は「職員同士が気軽に楽しめる場を提供していけたら」と話す。

◆「ミュシャ展」　職員５人が鑑賞

　１８日には、局職員５人が午後から有給休暇を取得。道立旭川美術館で２３日まで開かれた「ミュシャ展　運命の女たち」を鑑賞した。

　鑑賞前、美術館職員から展覧会の解説や作品の見どころなどを聞き、展示室へ。職員たちは大小様々な作品に食い入るように見入り、作品の色鮮やかで繊細な筆づかいに魅了されていた。

　観覧後は、梶浦仁館長らと展覧会の感想などを語り合い交流。職員の一人は「大人から子どもまで楽しめる工夫がされていた。職員同士で一緒に考えながら鑑賞すると、作品の印象も強く残る」と話した。

(道・道教委 2019-06-24付)