教育費１.４億円　２校の開校準備を　石狩市の肉付補正予算案

（市町村 2019-07-08付）

　石狩市は３日、第２回定例市議会に提出する補正予算案を発表した。骨格予算としていた当初予算に肉付けするもので、一般会計補正額は７億７８５８万円。うち、教育費には１億３６６０万円を計上。当初予算と合わせて総額２９億１１０３万円と、前年度当初比５３・４％の大幅増となった。

　教育関連では、令和２年度に開校する２校の開校準備に予算を計上した。厚田学園に３３５０万円、石狩八幡小学校に１８００万円を措置。また、次年度導入を目指すコミュニティ・スクール推進事業に３０万円を計上した。

　仮称・ふれあいの杜子ども館建設事業に３０００万円を計上。子どもの居場所や、放課後児童クラブ、子育て支援機能などを有する施設の基本設計などを行う。

　主な関連事業はつぎのとおり。

▼子ども・子育て

▽子ども医療費助成＝１２０万円―小学校２年生までの通院および中学生までの入院に加え、来年度から助成対象年齢を拡大するため、システムを改修する

▽仮称・ふれあいの杜子ども館建設（新規）＝３０００万円―石狩ふれあいの杜公園内に、子どもの居場所や放課後児童クラブ、子育て支援機能等を有する施設を建設するための基本設計などを行う

▽幼児教育・保育の無償化（新規）＝１億６００２万円―子育て世帯を応援し、社会保障を全世代型へ抜本的に変えるため、幼児教育・保育の無償化を実施する。併せて、無償化に伴う事務体制を構築するため、システム改修などを行う

▼教育

▽厚田学園開校準備（新規）＝３３５０万円―厚田学園開校の準備経費として、学校運営に必要な各種備品などを整備する

▽石狩八幡小学校開校準備（新規）＝１８００万円―石狩八幡小開校の準備経費として、学校運営に必要な備品を整備するとともに、校舎などを修繕する

▽学校図書館等充実（新規）＝３４１万円―石狩八幡小、厚田学園の学校図書館の環境を整備するほか、学校図書館システムのバージョンアップを行う

▽学校トイレ洋式化（新規）＝５００万円―避難所としての機能も有する学校施設のトイレの環境改善を図るため、小学校２校のトイレを改修する

▽電子黒板導入（新規）＝４６１万円―新学習指導要領実施に向けたＩＣＴ環境改善のため小・中学校に電子黒板を整備し、学習活動の充実を図る

▽コミュニティ・スクール推進（新規）＝３０万円―来年度から順次導入を進めるコミュニティ・スクールに対する市民や教職員などの理解、意識向上を図る取組を推進する

(市町村 2019-07-08付)