紋別市教委の本年度標準学力検査　全小・中全学年対象に　１１月以降実施し傾向把握

（市町村 2019-07-17付）

　【網走発】紋別市教委は本年度から、市内全小・中学校全学年を対象に標準学力検査を実施する。市内児童生徒の学力の傾向と対策を把握し、学力向上につなげる方針だ。各校は１１月から来年２月末までの間に検査を実施し、年度内に採点する。

　市教委は、前年度の全国学力・学習状況調査結果で初めて平均正答率を公表。小・中学校ともにすべての教科で全国平均を下回っていることが明らかとなり、学力向上が喫緊の課題となっている。

　現在、全国学力・学習状況調査によって小学校６年生および中学校３年生の状況について把握・分析している。それ以外の学年の状況が不明であることから、全学年を対象に学力検査を実施することとした。

　各学年の学力の状況を経年で分析し、小学校から中学校へ連続した学力向上の取組につなげる考え。

　小学校では、数研式ＮＲＴ標準学力検査の国語・算数を、中学校では数研式ＣＲＴ標準学力検査の国語・数学・社会・理科・英語を実施。また、小学２・５年生は知能検査も行う。

　各学校は、１１月１日から来年２月２８日までの間に実施。年度内に採点し、市教委に報告する。

　市教委は、各学校の結果を分析し、今後の方策に生かす方針だ。

(市町村 2019-07-17付)