３０年度スクールカウンセラー相談　４８６２４件を受理　中学校は３１４０２件―札幌市教委

（市町村 2019-07-25付）

　札幌市教委は、平成３０年度スクールカウンセラー事業における相談件数をまとめた。前年度より６人多い１０４人のスクールカウンセラーが小・中学校、高校、特別支援学校合わせ４万８６２４件の相談を受理。前年度に比べ９３９件増加した。小学校では１８２件増の１万３８５８件、中学校は５１２件増の３万１４０２件となっている。

　事業は、すべての市立学校にスクールカウンセラーを配置し、児童生徒や保護者、教職員などの相談を受け付けるもの。３０年度は年間の配置で小学校は各校６３時間から６６時間に増加。中学校・高校は２８０時間、特別支援学校は５校で１４０時間増の８４０時間となっている。

　３０年度におけるスクールカウンセラーの相談件数をみると、小学校では１８２件増の１万３８５８件、中学校は５１２件増の３万１４０２件、高校は７９件減の２２４１件、特別支援学校は３２４件増の１１２３件となった。

　小学校では不登校や学習、中学校でも不登校の相談が多かった。高校では不登校や友人関係、特別支援学校でも友人関係にかかわる相談が多くを占めた。

　市教委では引き続き、各学校においてスクールカウンセラーが教員や保護者向けの校内研修等を行うなど、学校における教育相談体制の充実を図っていく。

(市町村 2019-07-25付)