札幌市教委なかよしキャンプ 夏季3区、冬季2区で開催 参加対象を市内全域に拡大
(市町村 2019-07-16付)

 札幌市教委は本年度「なかよしキャンプ」の実施方法を変更する。次年度に小学校に進学する年長児と小学5年生が自然体験活動を通して交流を深める事業。より多くの年長児・小学5年生が参加できるよう見直す。夏季・冬季に分け、夏季は中央区・北区・手稲区、冬季は豊平区・清田区でそれぞれ3回ずつ開催。参加対象を市内全域の年長児・小学5年生に拡大する。

 事業は平成26年度から行っており、年長児は小学生になることへの期待と憧れを、小学5年生は年少者への思いやりの心と上級生としての責任感を育むことを目的としている。

 前年度までは一部地域で実施していたが、本年度からは市内全域の年長児と5年生の参加が可能となった。

 また、前年度までの年間5回を通した活動から、より多くの年長児・小学5年生が参加できるよう夏季・冬季で会場を分け、それぞれ3回ずつ開催することとした。

 夏季は中央区・北区・手稲区の3会場、冬季は豊平区・清田区の2会場で開催する。夏季の活動では野外炊事体験を、冬季の活動では宿泊体験を最終日に実施する予定だ。

 定員は年長児25人程度、5年生20人程度。参加費は各コース7000円となっている。

 希望者は、市教委生涯学習推進課なかよしキャンプ担当(〒060―0002 中央区北2条西2丁目STV北2条ビル4階)に郵送またはFAX011(211)3873で申し込むこと。夏季は8月5日まで受け付ける。冬季は10月ころに募集する。

 日程・会場・内容はつぎのとおり。

【夏季】

▼中央区

▽9月1日=緑丘小、旭山記念公園―みんなで遊ぶと楽しいな=~自然遊び

▽9月29日=北方自然教育園―フルーツでスイーツ~お菓子づくり

▽10月20日=青少年山の家―自然の中で野外炊事

▼北区

▽8月25日=百合が原小、百合が原公園―みんなで遊ぶと楽しいな=~自然遊び

▽9月23日=サッポロさとらんど―ちからを合わせてアウトドアクッキング

▽10月20日=青少年山の家―自然の中で野外炊事

▼手稲区

▽8月31日=星置東小、星観緑地―みんなで遊ぶと楽しいな=~自然遊び

▽9月29日=手稲北小―名物・大浜みやこでクッキング~野外炊事でカボチャ料理づくり

▽10月20日=青少年山の家―自然の中で野外炊事

【冬季】

▼豊平区

▽11月24日=月寒小、月寒公園―みんなで遊ぶと楽しいな=~自然遊び

▽2年1月19日=月寒公民館―地域を知ろう~月寒のあんぱんの職人さんとお菓子づくりに挑戦=

▽2年2月22・23日=青少年山の家―お泊りキャンプに挑戦=雪遊び、キャンプファイア等

▼清田区

▽11月24日=平岡公園小、平岡公園―みんなで遊ぶと楽しいな=~自然遊び

▽2年1月13日=平岡みどり児童会館―なかよしうどんを作ろう~手打ちうどんづくりに挑戦=

▽2年22・23日=青少年山の家―お泊まりキャンプに挑戦=雪遊び、キャンプファイア等

(市町村 2019-07-16付)

その他の記事( 市町村)

本年度から実施の防災教育研究―札幌市教委 宮の森小など5校指定 23日に第1回推進会議

 札幌市教委は、本年度から実施する防災教育研究推進事業の研究推進校を決定した。宮の森小学校や市立札幌藻岩高校など5校を指定。あす23日の第1回研究推進会議では、事業に関する説明や関係機関から...

(2019-07-22)  全て読む

学校図書館利活用調査研究 紋別市教委 新たに紋別中を指定 小中連携・地域協力の視点で取組

 【網走発】紋別市教委は本年度、文部科学省「学校図書館ガイドラインを踏まえた学校図書館の利活用にかかる調査研究」の委託を前年度に引き続き受けた。南丘小学校に加え、新規に紋別中学校を研究指定校...

(2019-07-18)  全て読む

園長・校長対象に初開催 危機発生時の対応確認 札幌市教委が9月25日

 札幌市教委は、全市立園長・学校長を対象とした危機発生時の対応にかかわる研修会を初開催する。危機発生時における対応の仕方や心のコントロールについて講義・演習を実施。信頼される学校づくりに向け...

(2019-07-18)  全て読む

紋別市教委の本年度標準学力検査 全小・中全学年対象に 11月以降実施し傾向把握

 【網走発】紋別市教委は本年度から、市内全小・中学校全学年を対象に標準学力検査を実施する。市内児童生徒の学力の傾向と対策を把握し、学力向上につなげる方針だ。各校は11月から来年2月末までの間...

(2019-07-17)  全て読む

札幌市スキー学習支援事業 30年度は80校で実施 インストラクター派遣も増

 札幌市スポーツ局は、中学校や高校などにスキーインストラクターを派遣する札幌市スキー学習支援事業の平成30年度実績をまとめた。実施校は前年度比3校増の80校。インストラクターの延べ派遣人数は...

(2019-07-17)  全て読む

研究開発事業「国際理解教育」―札幌市教委 小中高3校を指定 異文化理解の取組など

 札幌市教委は、札幌市研究開発事業「国際理解に関する教育」について令和元年度の研究推進校を決定した。北野小学校と元町中学校、市立札幌啓北商業高校の3校を指定。日本の文化をはじめ異文化理解にか...

(2019-07-12)  全て読む

札幌市SNSアプリ相談 新たに中学生も対象 実施期間と相談時間拡大

 札幌市子どもの権利救済機関(=子どもアシストセンター)は本年度、SNSアプリ「LINE」による相談の試行実施で、高校生に加えて中学生も対象とする。実施期間を前年度の25日間から40日間に延...

(2019-07-12)  全て読む

中川町の教育行政執行方針 町費教員1人を配置 働き方改革 着実に行動

中川町髙橋信行  【旭川発】中川町教委の髙橋信行教育長は令和元年度教育行政執行方針で、単式学級継続のため町費教員一人を配置し、児童の個性や能力に応じた教育の推進を図ることを表明した。また、各学校で町立学校に...

(2019-07-12)  全て読む

函館市立幼稚園・学校のCS 本年度設置率100%達成 学校核に地域づくり

 【函館発】学校を核とした地域づくりの推進に取り組む函館市教委では、平成28年の五稜郭中学校を皮切りに、30年度に小学校30校と中学校20校で36協議会を設置。本年度は市立幼・小・中・高校全...

(2019-07-11)  全て読む

東神楽町内に“第3の居場所” 生活や学習をサポート 道内初 12日協定調印式

 【旭川発】東神楽町は本年度、道内初の取組として、東神楽中央拠点、東神楽東聖・ひじり野拠点の2ヵ所で“第3の居場所”を開設し、子どもたちを支援する。日本財団とB&G財団が展開する、様々な困難...

(2019-07-11)  全て読む