東神楽町内に“第3の居場所” 生活や学習をサポート 道内初 12日協定調印式(市町村 2019-07-11付)
【旭川発】東神楽町は本年度、道内初の取組として、東神楽中央拠点、東神楽東聖・ひじり野拠点の2ヵ所で“第3の居場所”を開設し、子どもたちを支援する。日本財団とB&G財団が展開する、様々な困難な状況にある子どもたちを支援する「第3の居場所」事業。学校や家庭に代わるもう一つの家として、生活支援や学習支援など、総合的なサポートを展開していく。あす12日に協定書調印式を行う。
事業は、日本財団が子どもの貧困対策の一環として、平成28年度から実施しているもの。令和4年度までに全国100ヵ所の設置を目指している。
前年度からはB&G海洋センターの所在市町村に対し、日本財団の助成を受けて市町村と協働して、活動を進めている。現在、B&G財団は16ヵ所の設置合意を受けており、東神楽町は道内初の設置となった。
設置場所は、東神楽中央拠点、東神楽東聖・ひじり野拠点の2ヵ所。東神楽中央拠点は、7ヵ所目として6月3日にオープンしており、定員は10人。
東神楽東聖・ひじり野拠点は、9ヵ所目として8月1日のオープンを予定しており、定員は20人。
運営に関しては、B&G財団から開設費と開設後3年間の運営費として1拠点総額9000万円が助成され、2ヵ所で合計1億8000万円を上限に支援を受ける。4年目以降に関しては、東神楽町が事業を継続する。
内容は、生活支援や学習支援。東神楽町の特徴として、夕食の提供や、希望があれば午後9時まで対応が可能とみている。町教委は、「子どもたちの“体験の格差”が生じないよう、支援の充実や今までなかったイベントを企画していきたい」と話す。
あす12日午後2時30分から、町総合体育館で町とB&G財団が協定書調印式を執り行う。
なお、B&G財団によると、道内2番目の設置は積丹町に決定しているとのこと。「来年春ころ設置予定」としている。
(市町村 2019-07-11付)
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