一体型義務教育学校の基本設計　多様な学びに対応　ワークスペース等配置　当別町教委

（市町村 2019-07-10付）

　当別町教委は、町一体型義務教育学校基本設計をまとめた。昨年８月に策定した町一体型義務教育学校基本構想に基づき作成。メディアライブラリーやワークスペースを配置し、子どもたちの多様な学びに対応した設計とした。

　町教委は、平成２９年度から当別小学校・当別中学校から成る「当別地区」、西当別小学校・西当別中学校からなる「西当別地区」において併設型の小中一貫教育を推進。令和４年度には、当別地区において義務教育学校の開設を予定している。

　基本設計は、町一体型義務教育学校基本構想に掲げる教育理念「９年間の成長に応じた多様な学習環境・コミュニケーションの場をもつ学校」の実現に向け作成した。

　全体規模は１万２２２０平方㍍、普通教室１８室、特別支援教室６室を設置。校舎の中心に吹き抜けのあるインナーガーデンを配置し、各フロアへ自然光と風を取り込む開放的なデザインとした。インナーガーデン内の大階段にはステップテラスを配置。図書館とコンピュータ室の機能を兼ね備えたメディアライブラリーや各教室前にワークスペースを設置。子どもたちの多様な学びに対応した。

　このほか、屋内運動場やサッカー場、野球場兼ソフトボール場、１００㍍トラック１コース、３００㍍トラック６コースを設けた。令和２年夏ころの着工を目指す。

　なお、２５日に総合保健福祉センターゆとろで、２６日に西当別コミュニティセンターで、いずれも午後６時から基本設計にかかわる説明会を開く。申込不要。

(市町村 2019-07-10付)