働き方改革推進へ千歳市教委 勤務管理システム3校に 留守番電話 試行し11月全校へ
(市町村 2019-07-10付)

 千歳市教委は、教職員の働き方改革の推進を図るため、タイムカードによる教職員の勤務管理システムと勤務時間外における留守番電話システムを導入する。勤務管理システムは緑小学校、高台小学校、向陽台中学校をモデル校に指定し、6月から8月31日まで試行。成果・課題を踏まえて運用マニュアルを作成し、令和2年1月をめどに市内全校に導入する。留守番電話システムは勇舞中学校区をモデル校区に指定し、夏季長期休業明けから9月末まで試行。11月をめどに市内全校での運用を開始する。

 学校や教職員の時間外勤務縮減への意識を高め、勤務時間を客観的に把握・記録するため、タイムカードによる勤務管理システムを導入する。

 ことし4月に開いた校長会議において「タイムカードによる教職員の勤務管理の導入について」を周知し、緑小、高台小、向陽台中をモデル校に指定した。

 6月3日から先行してモデル校でタイムカードを導入・運用を開始しており、8月31日まで試行する。

 モデル校の成果・課題を整理した上で運用マニュアルを作成し、来年1月の冬季長期休業明けから市内全校で運用を開始する。

 一方、留守番電話については、教員の長時間労働を改善し、健康で生き生きとやりがいをもって勤務することができる環境をつくり、学校運営体制の充実を図ることを目的に導入。現在ある各学校の電話の主装置に留守番電話を設定する。

 6月の定例校長会議において導入案を提示し、市P連代表委員・事務局長合同会議にて取組概要を周知。勇舞中学校区(勇舞中、北陽小学校)をモデル校区に指定した。

 7月末に教職員や家庭へ周知した上で、留守番電話システムの導入工事を行う。夏季長期休業明けから9月末までモデル校で運用を行い、成果・課題などを整理。全校での運用に向けたマニュアルなどを作成し、11月には各学校の教職員、家庭への周知を図った上で、市内全校運用を開始する。

 保護者や地域に対し教委からホームページや広報誌などで事前周知する際には、「各校の正規の勤務時間終了後、概ね小学校は1時間30分以内、中学校は2時間以内に留守番電話に切り替わること」とし、時期や曜日によって変動があることを知らせる。

(市町村 2019-07-10付)

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