スクールガード養成講習会 安心し過ごせる環境を 活動のポイントなど理解 札幌市教委(市町村 2019-07-10付)
市民42人が参加した
札幌市教委は8日、市内のカナモトホールでスクールガード養成講習会を開いた。事業概要や活動内容、活動のポイントなどについて説明や講話を実施。子どもたちが安心して過ごせる環境づくりに向けて理解を深めた。
市教委は、平成17年度から「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業(=スクールガード事業)」を実施している。スクールガードとして登録したボランティアの市民が市内の幼・小・特別支援学校の通学路で、登下校時などに見守り活動を行うもの。子どもが安心して学校に通えるよう、地域での見守り活動を推進することを目的としている。
講習会は、巡回方法、市における犯罪の動向や防止に向けた取組などを解説するもの。本年度新規に登録したスクールガードなど42人が参加した。
はじめに、前田憲一学校施設課長があいさつ。5月に川崎市で発生した無差別殺傷事件にふれ、「スクールガードは防犯の取組。犯罪の抑止力につながれば」と話した。
また、「子どもたちが安心して過ごせる環境づくりの一翼を担ってほしい」と期待した。
続いて、学校施設課の小中出亘氏が事業概要とスクールガードの活動内容について説明。
巡回では「なるべく複数人で活動を」と求め、責任者や通報係、救護係など役割分担を決めておくことで一人当たりの負担が軽減されると伝えた。
このあと、市民文化局地域振興部区政課の和泉慎太郎主査が「子どもを犯罪被害から守るために~スクールガード養成講習会」と題して講話。活動する上で気を配るべきポイントとして、公園のトイレやマンションの駐車場など、入りやすく見えにくいところを挙げた。
講習会は、12日も同会場で行う。
(市町村 2019-07-10付)
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