３定札幌市議会で長谷川教育長答弁　４年度公立夜間中学開校へ　道内初、基本計画は来年度

（市町村 2019-09-27付）

　札幌市教委の長谷川雅英教育長は２５日、道内初となる公立夜間中学について、令和４年４月の開校を目指して準備を進める方針を示した。学校の目指す姿や開設場所など、札幌市として公立夜間中学についての考えを示す基本計画は、来年度中に策定する予定。３定札幌市議会代表質問で、好井七海議員（公明党）の質問に答えた。

　道教委は、市教委や関係機関で構成する夜間中学等に関する協議会を平成２９年度に設置。道内初となる公立夜間中学を札幌市内に設置する方向で検討してきた。

　市は、第２回定例市議会で可決された補正予算に公立夜間中学関係費として３００万円を計上。

　公立夜間中学についての考えを示す基本計画の策定に向け、夜間中学対象者のニーズのほか、全国の先進事例などを調査することとした。

　公立夜間中学について、長谷川教育長は「来年度中に検討内容を取りまとめ、開設場所も含めて公立夜間中学の設置にかかる基本計画を策定する予定」と答弁。

　また、基本計画に基づき、教育課程の編成や施設の整備、入学希望者への学校説明会の開催など、４年４月の開校を目指して準備を進める方針を示した。

(市町村 2019-09-27付)