3定札幌市議会代表質問(令和元年6月24日)(市町村 2019-09-26付)
◆「活かす力」などバランスよく育成 全国学力調査の結果
全国学力・学習状況調査について質疑が行われた。
市教委はこれまでの全国学力・学習状況調査の結果から、計算方法を言葉で表現する力や文章を条件に沿って要約する力などを示す「活かす力」に重点的に取り組んでいる。
長谷川雅英教育長は今後の教育施策として、課題探究的な学習の一層の充実を図ることで、学ぶ意欲、学んだ力、活かす力の3要素を「バランスよく育んでいきたい」と述べた。
中川賢一議員(自民党)の質問に答えた。
◆教員が教育活動に集中できる環境を ICT整備等で
教員にとっての環境整備について質疑が行われた。
市教委はこれまでICT環境の整備や部活動休養日の設定、勤務時間外の留守番電話対応への移行など様々な取組を行っている。
長谷川雅英教育長は「教員が教育活動により集中できる環境を整備していきたい」と答えた。
中川賢一議員(自民党)の質問に答えた。
◆種目を拡充し選手の育成へ パラスポーツクラブ
障がいのある子どもたちのスポーツ参加について質疑が行われた。
市ではオリンピック・パラリンピックの招致を目指す上で障がいの有無にかかわらずスポーツを楽しめる環境を整えている。
体が不自由な子どもたちが専門家の指導を受け、様々な障がい者スポーツを体験できるクラブ「パラスポーツクラブSAPPORO」の現状について秋元克広市長は「今後は種目拡充のほか、選手育成にもつなげることを目指している」と述べた。
中川賢一議員(自民党)の質問に答えた。
◆利用者へ案内徹底もれなく恩恵を 幼児教育等の無償化
幼児教育・保育の無償化について質疑が行われた。
町田隆敏副市長は、対象となる利用者がもれなく公平に無償化の恩恵を受けられるよう、償還払いなどの手続きについてホームページや広報誌で広く知らせていくとともに、施設と連携して利用者への案内を徹底するなど引き続き制度の周知に努める方針を示した。
中川賢一議員(自民党)の質問に答えた。
◆地域協議会窓口に関係機関連携強化 児童虐待の防止策
児童虐待防止対策について質疑が行われた。
市ではことし6月に発生した2歳女児死亡事案のほか、一時保護を要する緊急対応が必要な通告案件が増加していることを踏まえ「48時間ルール」を強化するなど体制の整備が急務と判断。10月1日付で組織改革を実施した。
町田隆敏副市長は、今後の体制強化として、要保護児童対策地域協議会を学校・病院・警察の窓口とすることで「家庭や児童相談所とより一層連携を強化していく必要がある」と述べた。
中川賢一議員(自民党)の質問に答えた。
◆夜間・休日に増員虐待通告等へ対応 児相の体制強化
児童相談所の体制強化について質疑が行われた。
町田隆敏副市長は児童福祉士や児童心理士など専門性の高い職員の確保による効果的な人材育成の在り方等を現在策定中の第3次児童相談体制強化プランに盛り込む方針を示した。
夜間・休日体制の強化については、「今後職員の増員に応じて夜間・休日体制の充実を図る」と述べた。
また、児童家庭支援センターと相談所の職員との役割分担などを行うことで虐待通告に対する安否確認など対応を強化する方針を示した。
林清治議員(民主党)の質問に答えた。
(市町村 2019-09-26付)
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3定札幌市議会代表質問(令和元年9月25日)
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