令和３年３月ちえりあ改修工事開始　研修等の代替施設検討　貸会議室やホテルなど　札幌市教委

（市町村 2019-09-30付）

　札幌市教委は、令和３年３月から始まる札幌市生涯学習総合センター（ちえりあ）の改修工事に伴い、教育相談事業や教職員の研修に活用できる代替施設を検討している。教育相談等の事業は貸会議室など一時的に確保できる施設を探すことで事業継続できるよう検討している。教職員の研修の場として活用しているホールについても貸会議室やホテルなど一時的に確保できる新しい施設を模索している。

　同センターは、平成１２年８月に開館。生涯学習センターや教育センターなど４施設が集結した複合施設で、市民が幅広く学習できる機会を提供している。また、教育相談等の事業や教職員の研修の場としても広く活用されている。

　建設から１９年が経過していることから令和２年に第１次、１２年に第２次の大規模設備改修を予定。１回目の改修工事は３年３月１日から４年１月３１日までの１１ヵ月間にわたって実施。同期間の休館を予定している。

　工事の状況によって施設が使用できない可能性があることから、教育相談事業や教職員の研修などに活用する代替施設の検討も視野に入れている。

　教育相談に関しては、同センター以外の２施設でも相談事業を実施しているが、休館中に同センターで受けた相談については他相談室には委ねない方向。一時的に利用可能な会議室等の施設を模索している。

　教職員の研修に関しても相談事業と同様に模索中としている。

　また、同館ではホール等の貸室予約について１年前から可能としているが、２年３月から３年１月までの期間は、１年後の予約は受け付けないとしている。

(市町村 2019-09-30付)