学校現場の業務改善へ函館市教委　４校に留守番電話導入　小学校は午後６時以降対応

（市町村 2019-10-01付）

　【函館発】函館市教委は学校現場の業務改善に向け、八幡小学校、亀田小学校、五稜郭中学校、市立函館高校の４校を業務改善推進モデル事業の指定校とした。４校では留守番電話をきょう１日から順次導入。小学校では午後６時、中学校、高校では午後７時以降の電話を留守番電話による対応とする。

　市教委は、教職員の時間外勤務などの縮減に向けた取組を実施。１０月からは効果的な取組の推進に向け業務改善推進モデル事業として指定校に留守番電話を導入することで、各校の教職員がより本務に集中できる環境づくりを進めていく。

　留守番電話の対応は休日のほか、小学校は平日の午後６時から翌日の午前７時３０分まで。中学校と高校は午後７時から翌日の午前７時３０分まで。長期休業期間についても基本的には平日と同様の時間設定とする。

　留守番電話は、学校への電話に対してワンコールでメッセージが流れる。また、相手側がメッセージを残すことはできない仕様。実施開始は小学校がきょう１日、高校があす２日、中学校は１５日から。

　来年２月ころにはアンケート調査を予定。事業の成果・課題を洗い出し、活用方法を検証していく。

　また、指定校では、市教委によるアンケート調査のペーパーレス化も実施。パソコン・スマートフォンなど、インターネットを利用したものに変更することで、教員の事務負担の軽減効果を調査する。

(市町村 2019-10-01付)