音更町教委　小規模特認校制度　来年度、下士幌小で導入　近く見学会、説明会開催

（市町村 2019-10-03付）

　【帯広発】音更町教委は来年度、下士幌小学校（舘田真校長）で小規模特認校制度を導入する。町教委は１０月と１１月に学校見学会や説明会、入学希望者の受付を行い、１２月に入学希望者の面接を予定している。

　小規模特認校制度は、自然環境に恵まれた小規模校において心身の健やかな成長を図り、豊かな人間性と明るく伸び伸びとした教育環境を提供するもので、学区外から児童生徒の入学を特別に許可。

　町教委は制度を通して、少人数の特性を生かしたきめ細かな指導で確かな学力を育むことや、環境のよい地域で様々な自然体験学習を行い、たくましい体を育むことなどをねらう。下士幌小が町発祥の地に位置し、長い歴史と伝統があること、近隣の十勝ネイチャーセンターなど自然が豊かなこと、町の中心部から比較的通いやすいことなどを考慮し選定した。

　舘田校長は、地元の米作農家と協力した田植えや稲刈りなどの体験学習、十勝川での川下り体験などを挙げ、「様々な地域資源を活用した学習はこれからも続け、少人数ならではの学習スタイルを展開したい」と話す。

　町教委は、１０月と１１月に学校見学会・説明会を開き、１２月に入学希望者と面接する。

(市町村 2019-10-03付)