本年度全国学力・学習状況調査結果 小国語中英語 全領域で全国上回る 小中一貫教育の取組着実に 北広島市教委(市町村 2019-10-04付)
北広島市教委は、本年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。教科に関する調査結果をみると、小学校、中学校ともに教科合計平均正答率が全国平均を超えた。教科別では、小学校の国語、中学校の国語と英語で全国平均を上回る結果となった。市教委は学力向上の要因として、「小中一貫教育の取組として行っている中学校区における学力検査、全国学力・学習状況調査の結果の共有」を挙げている。
本年度の調査は、市内の小学校8校の6年生505人、中学校7校の3年生522人を対象に実施。
教科に関する調査をみると、小・中学校ともに教科合計平均正答率が全国平均を超えた。
小学校では、国語が全国平均正答率を上回り、教科領域でもすべての領域で全国平均を上回った。算数は、ほぼ全国平均と同様。領域別にみると、「図形」で全国平均正答率を上回った。
中学校でも国語が全国平均正答率を上回り、領域別では、同値だった「読むこと」を除き、すべての領域で全国平均を上回った。数学は、「図形」以外の領域でやや全国平均を下回り、特に、「数と式」「資料の活用」において全国との差が広がった。
英語は、全国平均正答率より高く、すべての領域で全国平均を上回った。
児童生徒質問紙調査をみると、小・中学生ともに、「ICTの使用」「自分で計画を立てて勉強している」と答えた児童生徒が全国より高い数値を示した。
一方、新たな質問項目「学校に行くのは楽しい」の割合が小・中学校ともに全国・全道より低く、市教委は「結果を重く受け止め、小中連携のもと要因を探る必要がある」との考えを示している。
また、学校質問紙調査では、特に「小中一貫教育に関与する教育課程の接続」「ICTを活用した日々の授業」の数値が高かった。
これらの結果を踏まえ、市教委は「小中一貫教育の取組として行っている中学校区における学力検査、全国学力・学習状況調査の結果の共有が学力向上の要因の一つ」と分析。今後も「9年間を通じた基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせるため、児童生徒の実態に応じたカリキュラム改善や指導の充実を図っていく」としている。
(市町村 2019-10-04付)
その他の記事( 市町村)
紋別市教委が全国学力調査結果速報版公表 依然として厳しい状況 詳細は12月ころに公表
【網走発】紋別市教委は、本年度の全国学力・学習状況調査結果(速報版)を公表した。小・中ともにすべての教科で8・4~10・9ポイント全国平均を下回る結果に。市教委は「依然として厳しい状況が続...(2019-10-16) 全て読む
石狩市教育支援センター相談状況 30年度は85件減り495件 幼稚園で就学先の相談増加
石狩市教育支援センターは、平成30年度教育相談の状況をまとめた。保護者、教員などから寄せられた相談件数は、前年度比85件減の495件。幼稚園の相談は50件増の190件となり、年長クラスの園...(2019-10-16) 全て読む
3定札幌市議会決算特別委(令和元年10月11日)
◆主食細分化し給食費返金検討 食物アレルギー対応 食物アレルギーを有する児童生徒への対応について質疑が行われた。 市教委は、食物アレルギーの関係で給食を食べられない児童生徒の保護者に...(2019-10-16) 全て読む
札幌市内高校生等の通学費助成 9月末で651人が申請 中間払い金は21日支給 札幌市教委
札幌市教委の札幌市高校等生徒通学交通費助成事業について、本年度の申請者数は9月末で651人となった。石狩管内の高校などに通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち月1万3000円を超える...(2019-10-15) 全て読む
札幌市「目指せ!なわとびマイベスト」 ベストプログラムに オリパラ推進本部から認証
なわとび運動の一層の意欲化・継続化の促進を図る札幌市「目指せ!なわとびマイベスト」プロジェクトが内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部の「beyond2020マイベストプログラム...(2019-10-07) 全て読む
釧路市教委 道徳科授業づくり講座 求められる授業とは 管内小・中教諭41人が研鑚
【釧路発】釧路市教委は9月30日、釧路市立昭和小学校で研修講座「道徳科の授業づくり」を開いた。釧路管内の小・中学校から教員41人が受講。外部講師を招き、けがをした鳥の命を考える公開授業や研...(2019-10-04) 全て読む
学校図書館活動中心に 第四次読書活動推進計画案 紋別市教委
【網走発】紋別市教委は、令和5年度までを計画期間とする第4次子どもの読書活動推進計画案をまとめた。「家庭・地域・学校等における子どもの読書活動の推進」「子どもの読書活動を推進するための読書...(2019-10-04) 全て読む
札幌市教委が市立高教科別協議会 問題解決の考え方定着 情報部会 札幌新川高
札幌市教委は2日、市立高校教科別研究協議会を開いた。国語や数学、地理歴史・公民など10部会が各市立高校で公開授業や研究協議を展開。うち、市立札幌新川高校(野元基校長)の情報部会では、アルゴ...(2019-10-04) 全て読む
札幌市子どもの権利条例30年度取組 「自分が好き」67・4% 無料通信アプリ相談を試行
札幌市子どもの権利総合推進本部は、札幌市子どもの最善の利益を実現するための権利条例に基づく平成30年度取組状況をまとめた。「自分のことが好きだと思う子どもの割合」が67・4%と調査を開始し...(2019-10-03) 全て読む
音更町教委 小規模特認校制度 来年度、下士幌小で導入 近く見学会、説明会開催
【帯広発】音更町教委は来年度、下士幌小学校(舘田真校長)で小規模特認校制度を導入する。町教委は10月と11月に学校見学会や説明会、入学希望者の受付を行い、12月に入学希望者の面接を予定して...(2019-10-03) 全て読む