札幌市内高校生等の通学費助成　９月末で６５１人が申請 中間払い金は２１日支給　札幌市教委

（市町村 2019-10-15付）

　札幌市教委の札幌市高校等生徒通学交通費助成事業について、本年度の申請者数は９月末で６５１人となった。石狩管内の高校などに通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち月１万３０００円を超える額の半分を助成するもの。来年４月ころに助成金を支給する。また、希望者には４月から８月までに購入した通学定期券について、助成金の中間払いを実施。希望があった９０人について今月２１日にも助成金を支給する予定となっている。

　石狩管内の高校などに通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち、基準額を超える額の半分を助成するもの。市内の高校生が公共交通機関を使って石狩管内の高校に通学する場合、特に南区に住む高校生の通学距離が長く、交通費の負担が大きくなっている。

　市教委は、将来を担う人材育成のほか、子育て支援に資することを目的に平成２９年度に事業着手。

　３０年度から石狩管内の高校などに通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち、月１万３０００円を超える額の半分を助成している。

　市は４月からホームページで申請受付を開始。９月末現在での申請者数は６５１人となった。

　また、希望者には４月から８月までに購入した通学定期券について助成金の中間払いを実施。今月２１日に希望があった９０人に助成金を支給する。

　中間払いを希望した生徒の９月から翌年３月までに購入した定期券の料金のほか、中間払いを希望しなかった生徒の交通費については来年４月ころに助成金を支給する。

　冬季は公共交通機関を利用する生徒が増えることから、市はホームページやコールセンターで事業対象生徒を随時募集中。１０月から公共交通機関の料金が値上がりして対象生徒の増加が予想されることから、市教委では「気軽に問い合わせてほしい」と話している。

(市町村 2019-10-15付)