札幌市30年度まなびのサポート事業 522人活用し進学率99% 前年度からは30人の減(市町村 2019-10-23付)
札幌市保健福祉局は、生活困窮世帯の中学生を対象に行っている就学支援事業「札幌まなびのサポート事業」における平成30年度活用人数をまとめた。活用したのは522人で、29年度から30人の減。活用者の高校等進学率は99%となった。
事業は、生活保護受給世帯および生活困窮世帯の中学生に対して、①学習習慣の定着を図ることで高校進学を実現する②自己肯定感をもてるような居場所づくりを行う―の2点を目的に実施している。市は24年度に市内1区5ヵ所で同事業を試行的に開始した。
27年度から本格的に事業を開始。市内全区の児童会館など30ヵ所で実施している。
サポート体制としては、有償ボランティアで参加している大学生が対象の中学生に個別就学支援を実施。週1回ペースで支援を行っているほか、保護者に対する生活相談、同事業を活用した高校生との交流会も行っている。
体制が本格化した27年度からの参加人数は502人、28年度には618人と各学校や区の広報活動によって増加。29年度は552人、30年度は522人と減少傾向にある。
市の担当者は、事業に参加した生徒と連絡を取り合い、高校進学後も交流会に参加してもらうことで「高校進学への意欲や家庭学習の定着につながっているのではないか」と話している。
今後、高校中退防止に向けた取組も検討している。
(市町村 2019-10-23付)
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