外国人児童生徒相談窓口を調査　４年度に総合センター　日本語習得など支援充実　札幌市教委

（市町村 2019-10-24付）

　札幌市教委は、来年度から外国人児童生徒の日本語支援に関する相談窓口について調査研究に着手する予定だ。個別に特別な支援を必要とする児童生徒への相談・支援を総合的に行う体制を整備するため、他都市の先進事例などについて調査するもの。令和４年度を目途に障がいや不登校、日本語習得に関する総合的な窓口として、仮称・学びの支援総合センターの開設を目指すなど、児童生徒への支援の充実を図っていく。

　新学習指導要領では、障がいや不登校、日本語習得など特別な配慮を必要とする児童生徒への指導に関する取組が明記されている。また、近年は不登校や外国人等の日本語習得など、子どもの困りが複雑に絡み合う事例が増えていることから、市教委では、障がいや不登校、日本語習得など、児童生徒を総合的に支援・指導できる体制を検討することとした。

　来年度から事業を進める予定。日本語支援の相談教室について他都市を視察するなど調査研究を進める。

　３年度ごろに日本語支援の相談室を試行的に実施する予定。４年度を目途に仮称・学びの支援総合センターの開設を目指す。

(市町村 2019-10-24付)