外国語教育に関する専門研修―函館市教委 公開授業で資質を向上 文科省の直山視学官招く (市町村 2019-10-21付)
【函館発】函館市教委は9月上旬、湯川小学校(畑中雅昭校長)で外国語教育に関する専門研修を実施した。市内の教職員約60人が参加。文部科学省初等中等教育局の直山木綿子視学官による講義や公開授業などを通して、資質・能力の向上に努めた。
研修は、コミュニケーション能力の素地を養う外国語活動、基礎を養う外国語教育の学習指導のポイントについて理解を深め、指導力の向上を図ることが目的。「外国語活動・外国語科の授業づくり~主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」を主題に実施した。
開講式のあと、直山視学官が「新学習指導要領における外国語教育の在り方」について講義。文科省が進める英語教育に関する事業の内容や小学校から高校にかけて英語教育に求められる内容などを説明した。
講義に続き、同校3年生の外国語活動と6年生の外国語科の授業を公開。このうち、6年生の単元「I like my town」を直山視学官が指導した。
はじめに、「What is your favorite place at this school?」などと質問を投げかけ、函館市内に動物園や図書館、美術館などいろいろな施設があることを英語で確認した。
その上で、函館にある施設・ない施設と他の地域にある施設・ない施設を繰り返して英語で確認。教材に示されている施設を直山視学官が発音し、児童は指を指して隣同士で確認しながら発音した。
まとめでは、「We have~」「We don,t have~」の文法の使用を再確認し、「授業の最後で、函館にある施設や場所を自信をもって紹介できるようになってほしい」と呼びかけた。
授業終了後は、授業づくりに関する講義が行われた。
(市町村 2019-10-21付)
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