道立高教育課程編成基準　専門学科の目標を追加　道教委が全部改正決定

（道・道教委 2019-11-12付）

　道教委は７日、道立高校教育課程編成基準の全部改正を決定した。大野農業高校に設置する園芸福祉科、名寄産業高校に設置する機械・建築システム科など、専門学科の目標を新たに追加。主に専門学科に開設される教科・科目の標準単位数を改正する。令和４年度以降に入学する生徒の教育課程の編成から施行することとしているが、専門学科の目標は、２年度以降に入学する生徒の教育課程の編成から適用する。

　７日に開いた教育委員会会議で決定したもの。平成３０年３月の高校学習指導要領の全部を改正する告示に伴い、今回、編成基準の全部を改正した。

　編成基準で定めている項目は、①専門教育を主とする学科の目標および主として専門学科において開設される各教科・科目の標準単位数②各学校が教育課程を編成する上で、あらかじめ、教育長にその旨を届け出なければならない内容③その他（編成基準を適用する年度）―の３項目。

　主な改正点をみると、専門学科の目標について、農業に関する学科において大野農業高に設置する園芸福祉科、工業に関する学科で名寄産業高に設置する機械・建築システム科、函館工業高校に設置する電気情報工学科、商業に関する学科で岩内高校に設置する地域産業ビジネス科を追加。

　また、本年度末に旭川工業高校自動車科が閉科することに伴って、同科の目標を削除する。

　さらに、総合ビジネス科の学科の目標を見直し、現在の目標に「情報処理」の文言を追加した。

　このほか、主として専門学科において開設される教科・科目の標準単位数を改正する。

　令和４年度以降に入学する生徒の教育課程の編成から施行。

　ただし、専門学科の目標については、２年度以降に入学する生徒の教育課程の編成から適用する。

(道・道教委 2019-11-12付)