子ども未来づくり北海道計画素案　官民一体で少子化対策　ライフステージに応じ支援

（道・道教委 2019-11-11付）

　道は、第４期北の大地☆子ども未来づくり北海道計画の素案をまとめた。令和２～６年度を計画期間に、「子どもや子育てをみんなで応援する」など４つのライフステージを設定し、少子化対策に関連する具体的な施策や事業を、官民一体となって総合的・計画的に推進することなどを示している。今後、パブリックコメントなどを経て、年度内に計画書をまとめ、国に提出する。　

　国の動向や本道における少子化の状況、第３期計画の評価結果を踏まえ、今後５年間の少子化対策の具体的な施策や目標などを定めるとともに、ライフステージに応じた切れ目のない支援を総合的・計画的に実施するもの。道総合計画の特定分野別計画、道子どもの未来づくりのための少子化対策推進条例第７条に基づく実施計画として策定し、都道府県計画、母子保健計画、子ども・子育て支援事業支援計画、母子家庭等自立促進計画、都道府県社会的養育推進計画の５つを盛り込んでいる。

　計画期間は、令和２～６年度の５年間。道子どもの貧困対策推進計画と連携を図るとともに、幼児教育をはじめとする教育分野や人口減少対策、保健・医療・福祉、男女平等参画、女性活躍、経済・雇用など関連する計画と整合性を保ち、連携して施策を展開する。

　計画は、①計画の基本事項②少子化や子育て環境の現状③これまでの計画に基づく取組と評価④第４期計画策定の考え方⑤計画推進のための取組と指標の設定⑥計画の推進―の６章構成。

　うち、⑤では、計画の施策目標と具体的な取組内容を明記。社会全体で子育て世代を支える環境をつくる「子どもや子育てをみんなで応援する」をはじめ、「妊娠や出産を支援する」「子育てを支援する」「子育ちや自立を支援する」の４つのライフステージを設定し、各ステージに盛り込んだ少子化対策に関連する施策や事業の取組を官民一体となって総合的・計画的に推進するとした。

　１２月中旬から来年１月中旬にかけてパブリックコメントを行い、来年１月に開く第４回審議会で計画案における審議会への諮問や知事への答申内容を審議。２月の人口減少問題対策本部会議で計画案を決定し、３月中に計画書を国へ提出する予定。

(道・道教委 2019-11-11付)