全国学力調査北海道版結果 各管内状況 №2 石狩
(道・道教委 2019-11-08付)

石狩管内平均正答率小学校
石狩管内の平均正答率―小学校(クリックすると拡大表示されます)

◆実態踏まえた授業改善を 小学校

【学校数263校、児童数1万8033人】

▼分析

 授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいたと思う児童の割合は30・7%で、全国を下回っており、課題である。

 児童の姿や地域の現状などに関する調査や各種データなどに基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルの確立をよくしている学校の割合は58・2%であり、全国・全道を上回っている。

 普段(月~金曜日)、1日当たり1時間以上勉強をしている児童の割合は59・4%で、全国を下回っており、課題である。

▼改善の方向性

 児童の実態を踏まえ、「見通す」「振り返る」活動の確実な実施や、「目標(めあて・ねらい)」や「まとめ」の質の向上、対話の効果的な位置付けなど、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を進める必要がある。

 各種調査の分析結果および具体的な改善策を全校で共有するなど、PDCAサイクルの一層の充実を図る必要がある。

 家庭での学習方法の具体例を挙げて指導するなど、学習習慣の確立に向けた取組を進める必要がある。

◆対話的学びの充実が必要 中学校

【学校数138校、生徒数1万6742人】

▼分析

 話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりしていると思う生徒の割合は24・7%で、全国を下回っており、課題である。

 生徒の姿や地域の現状などに関する調査や各種データなどに基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルの確立をよくしている学校の割合は50・7%であり、全道を上回っている。

 普段(月~金曜日)、1日当たり1時間以上勉強をしている生徒の割合は67・4%で、全国を上回っている。

▼改善の方向性

 目的に応じて、意図的、計画的に話し合う活動を位置付けるなど、対話的な学びの充実を図る必要がある。

 各種調査の分析結果および具体的な改善策を全校で共有するなど、PDCAサイクルの一層の充実を図る必要がある。

 家庭での学習方法の具体例を挙げて指導するなど、学習習慣の確立に向けた取組を進める必要がある。

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石狩管内平均正答率中学校
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(道・道教委 2019-11-08付)

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