家庭等と連携し取組を 全国学力調査北海道版報告書公表で佐藤教育長(道・道教委 2019-11-07付)
道教委の佐藤嘉大教育長は、『令和元年度全国学力・学習状況調査北海道版報告書』公表に当たり、つぎのとおりコメントを発表した。
本道の状況は、習熟度別指導などによって、正答数の少ない子どもの割合が減少するなど改善の傾向がみられる一方、すべての教科で全国平均に届いていない結果となっており、考えたり話し合ったりする知識を活用する授業の改善が十分とは言えないことや、授業以外で勉強する時間が全国と比べ短いことなどの課題がみられることから、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善や、家庭や地域と連携した望ましい学習習慣・生活習慣の定着に向けた取組を一層充実させる必要があると考えている。
道教委は、本道すべての子どもたちが社会で自立するために必要な学力をしっかりと身に付けることができるよう、学校、家庭、地域、行政が一体となって、地域や学校の実情に応じた最適かつきめ細かな支援に努めていく。
教育関係者や保護者の方々はもとより、広く道民の皆さんには、本道教育の推進に向け、引き続き深い理解と支援をいただくよう、よろしくお願い申し上げる。
(道・道教委 2019-11-07付)
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