道教委・佐藤教育長が視察　教職目指す学生と懇談　道教大旭川校、旭川西高など

（道・道教委 2019-11-12付）

　【旭川発】道教委の佐藤嘉大教育長は１０月３０日から２日間、道教育大学旭川校、旭川西高校などを視察した。道教育大旭川校では学生４人と意見交換。学生から「自分で学級をつくり上げてみたい」など、教職を目指す前向きな意見を聞いた。旭川西高では、生徒の活動の様子などを見て回った。

　道教委から佐藤教育長をはじめ、池野敦総務政策局長、小松智子学校教育局指導担当局長など、上川教育局から河野秀平局長などが２日間にわたり各学校の教育活動などを視察した。

　うち、３０日は、道教育大旭川校と附属旭川幼稚園、附属旭川小学校、附属旭川中学校を訪問した。

　道教育大旭川校では、学生４人とともに意見交換会を実施。道教育大からは、後藤泰宏理事・副学長、玉井康之副学長、海老名尚副学長、千葉胤久キャンパス長などが出席した。

　後藤理事・副学長のあいさつのあと、千葉キャンパス長と山中謙司学校臨床准教授が旭川校で進めている事業や研究の概要を説明。

　意見交換に移り、佐藤教育長らが学生４人に質問。

　佐藤教育長が「教員になることを選ぶ決め手は」と尋ねたのに対し、学生からは「実習中、自分だったらこの学級でこういうことを“言ってみたい”“やってみたい”と思うようになって、そのためには自分で学級をつくり上げてみたいという思いが芽生えた」などと前向きな意見が出た。

　一方、進路で悩んでいるという学生からは、働き方改革の観点からの改善に期待を寄せる声が聞かれた。

　翌３１日、佐藤教育長らは旭川西高を訪問。遠藤孝一校長と後藤禎和教頭の案内で校内を見学したあと、校長室で進学実績や文部科学省事業スーパーサイエンスハイスクール（ＳＳＨ）の取組、働き方改革に向けた取組などについて説明を受け、懇談した。

(道・道教委 2019-11-12付)