道立学校出退勤管理システム 20校で12月に試行へ QRコード活用、直行・直帰など記録 道教委(道・道教委 2019-11-12付)
道教委は、12月から道立学校20校で新しい出退勤管理システムを試行する。QRコードを活用し、教職員の出退勤時間を入力するシステムの導入を検討。直行や直帰などの勤務状況を選択可能で、入力・集計が容易なシステムを目指し準備を進めている。
道教委は、ことし7月に学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」を改訂。国の方針に準じ、時間外勤務の時間を1ヵ月で45時間以内、1年間で360時間以内などと目標を定めた。
また、勤務時間を客観的に把握・集計するシステムの構築を掲げており、各学校においては集計結果を踏まえ、職員の健康に配慮するとともに、業務の平準化・効率化などの取組を進める方針を示した。
前年度、道教委は、道立学校10校でICカードとパソコンによる2種類の出退勤管理の方法を比較する対照実験を実施。ICカードは職員の負担が少ないこと、パソコンは打刻・集計を確認する利便性が高いことなど、両システムのメリット・デメリットを確認した。
本年度は、12月にも道立高校14校、特別支援学校6校の計20校で新たな出退勤管理システムを試行する予定。現在、委託業者がシステムの開発に取り組んでおり、QRコードを活用して出退勤時間を入力。出勤、退勤、直行、直帰などの勤務状況を選択できるシステムを計画している。
道立学校職員が実施することを前提に、簡易なシステムの導入を目指しており、打刻や集計の負担の少ないシステムの開発に取り組んでいる。
(道・道教委 2019-11-12付)
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