全国学力調査北海道版結果 各管内状況 №4 胆振
(道・道教委 2019-11-12付)

胆振小学校平均正答率の推移
胆振管内の平均正答率 小学校(クリックすると拡大表示されます)※H29は、学力調査実施日における暴風・大雨の影響で、全体の児童数に対して、当日実施した学校の児童の割合が5.7%であり、管内全体の状況を示すこと ができないため掲載していない。

◆プランに基づき改善徹底 小学校

【学校数73校、児童数2909人】

▼分析

 児童の姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルの確立をよくしている学校の割合が、全国を上回っている。

 普段(月~金曜日)、1日当たり1時間以上勉強している児童の割合が全国を下回っており、課題である。

 算数のすべての領域で、全国を下回っており、特に「量と測定」で差が大きく、課題である。

▼改善の方向性

 引き続き、全国学力・学習状況調査の結果や授業評価等の分析結果から、取組の重点化を図り、学校改善プラン等へ確実に反映させるとともに、学校改善プラン等に基づいた取組を徹底していく必要がある。

 課題がみられた領域や内容について全教職員の間で共有し、児童が主体的に学習に取り組めるよう、習得・活用および探究の学習過程を見通した指導方法の工夫改善を行うなどの組織的な取組を進めていく必要がある。

 家庭学習の取組方針や方法、内容等を学校全体で統一して指導するとともに、保護者や児童に対する学校の取組方針や方法などの説明を通じて、学校・児童・家庭が一体となった取組を進めていく必要がある。

◆家庭と一体で学習定着 中学校

【学校数42校、生徒数2937人】

▼分析

 生徒の姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルの確立をよくしている学校の割合が、全国を上回っている。

 数学のすべての領域で全国を下回っており、特に、「関数」で差が大きく、課題である。

 普段(月~金曜日)、1日当たり1時間以上勉強している生徒の割合が、全国を下回っており、課題である。

▼改善の方向性

 引き続き、全国学力・学習状況調査の結果や授業評価等の分析結果から、取組の重点化を図り、学校改善プラン等へ確実に反映させるとともに、学校改善プラン等に基づいた取組を徹底していく必要がある。

 課題がみられた領域や内容について全教職員の間で共有し、生徒が主体的に学習に取り組めるよう、習得・活用および探究の学習過程を見通した指導方法の工夫改善を行うなどの組織的な取組を進めていく必要がある。

 家庭学習の取組方針や方法、内容等を学校全体で統一して指導するとともに、保護者や生徒に対する学校の取組方針や方法等の説明を通じて、学校・生徒・家庭が一体となった取組を進めていく必要がある。

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(道・道教委 2019-11-12付)

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