ネイパルSDGs宣言 具体策示し12月決定 ESD拠点登録受け 道教委
(道・道教委 2019-11-13付)

 道教委は、「道立青少年体験活動支援施設ネイパルSDGs宣言」の作成に向けた取組を進めている。道内ネイパル6施設におけるSDGsの実現に向けた方向性とその具体的な取組を示すもの。全ネイパルが地域ESD活動推進拠点に登録されたことを受け、今後一層SDGsの取組に力を入れていく。宣言は、12月上旬に開催する第2回社会教育主幹会議の協議内容を踏まえて決定する。

 SDGs(持続可能な開発目標)は、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択。持続可能な開発のための2030アジェンダに記載された2016年から2030年までの国際目標となっている。持続可能な世界を実現するため17のゴール・169のターゲットで構成され、地球上の誰一人として取り残されないことをうたっている。

 道内のネイパル6施設は、平成30年度に学校・社会教育の現場においてESD(持続可能な開発のための教育)を支援・推進する組織・団体としてESD活動支援センターが登録する地域ESD活動推進拠点の登録を申請。ことし4月にネイパル足寄が登録したことでネイパル全6施設が登録完了となった。

 これを受けて道教委は、道立青少年体験活動支援施設社会教育主事等研修会や社会教育主幹会議などを開き、職員のSDGsに対する理解を深めてきた。10月の第1回社会教育主幹会議では、道地方ESD活動支援センターの大崎美佳さん指導のもとワークショップを行い「道立青少年体験活動支援施設ネイパルSDGs宣言」案を作成。

 12月上旬に開催する第2回社会教育主幹会議で、宣言が各ネイパルの受け入れ事業や主催事業で推進するための参考となるよう、さらに協議を重ね、その内容を踏まえて決定する。

 道教委は「これらの取組は、官民の協働などの様々な関係者が連携や一人ひとりが互いに協力し合いながら様々な課題に力を合わせて取り組んでいくことが必要であるとするSDGs推進の考えに基づいており、組織として一部の関係部署のみならず広く取組を進めることが重要」とし、全ネイパルが地域ESD活動推進拠点に登録したことを契機に、今後一層SDGsの取組を推進していくこととしている。

(道・道教委 2019-11-13付)

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