高校教育課程編成・実施の手引作成　質疑応答形式で説明　地域・学校実態に応じ活用を　道教委

（道・道教委 2019-11-14付）

　道教委は、『令和元年度高校教育課程編成・実施の手引』を作成した。学習指導要領改訂の要点や配慮事項等を分かりやすく説明するため、本年度から記載方法を質疑応答の形式に変更。また、新学習指導要領を踏まえた各教科等の実践事例などを掲載している。道教委は、手引が移行措置の円滑な実施、それぞれの地域・学校の実態に応じた特色ある教育課程の編成・実施に活用されるよう期待している。

　４年度から学年進行で実施される新しい高校学習指導要領は、本年度からすでに総則の一部や総合的な探究の時間、特別活動などについて移行措置が講じられている。

　手引では、各学校が適切に教育課程を編成・実施することができるよう、改訂の趣旨や移行措置の内容等を整理。学習指導要領の改訂の要点や配慮事項などを分かりやすく説明するために「国語科で育成すべき資質・能力はどのようなものか」「教科“農業”の目標はどう改訂されたか」など、本年度から記載方法を質疑応答の形式に変更した。

　また、新学習指導要領を踏まえた現行学習指導要領における実践について取り上げ、各教科等の実践事例などを掲載した。

　道教委は、各学校において手引の活用によって、移行措置の円滑な実施や、それぞれの地域・学校の実態に応じた特色ある教育課程の編成・実施につながるよう期待している。

(道・道教委 2019-11-14付)