全国学力調査北海道版結果 各管内状況 No.6 渡島
(道・道教委 2019-11-14付)

渡島中学校平均正答率の推移
渡島管内の平均正答率 中学校(クリックすると拡大表示されます)

◆算数で対話的な学習推進 小学校

【学校数83校、児童数2572人】

▼分析

 5つの行動指標(そろえる、見せる、徹底する、見つける、守る)をステップアップさせ、「徹底する」を重点項目とし、各市町教育委員会および学校が一体となった授業改善に取り組んだ結果、国語のすべての領域で、全国を上回っている。

 渡島教育局独自事業である授業改善プロジェクトを各市町において推進し、授業改善について指導助言を行った結果、授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組むことができていると思う学校の割合が、全国を上回っている。

▼改善の方向性

 算数では、「量と測定」「数量関係」で全国を下回ったことから、対話的に学習を進める中で、児童が自分の考えを深めたり広げたりする活動を徹底した授業改善を推進する必要がある。

 授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組むことができていると思う学校の割合が全国を上回ったものの、授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいたと思う児童の割合が全国を下回ったことから、日常の授業において、授業改善チェックリストを活用し、すべての子どもが主体的に学習する授業づくりを推進する必要がある。

◆数学・英語授業で工夫改善 中学校

【学校数42校、生徒数2653人】

▼分析

 5つの行動指標(そろえる、見せる、徹底する、見つける、守る)をステップアップさせ、「徹底する」を重点項目とし、各市町教育委員会および学校が一体となった授業改善に取り組んだ結果、国語の「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」で、全国を上回っている。

 渡島教育局独自事業である授業改善プロジェクトを各市町において推進し、授業改善について指導助言を行った結果、習得・活用および探究の学習過程を見通した指導方法の改善および工夫をよく行った学校の割合が、全国を上回っている。

▼改善の方向性

 全国と比較し、全教科の平均正答率が下回っていることから、より一層、学習指導要領に基づく授業の質の向上を推進し、各市町教委および学校が一体となった授業改善に取り組む必要がある。

 全国と比較し、特に、数学および英語の平均正答率で差が大きいことから、数学および英語の授業改善に向けた研修会等を活用するなど、指導計画および指導方法の工夫改善に取り組む必要がある。

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渡島小学校平均正答率の推移
渡島管内の平均正答率 小学校(クリックすると拡大表示されます)

(道・道教委 2019-11-14付)

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