全国学力調査北海道版結果各管内状況 No.11 オホーツク(道・道教委 2019-11-21付)
◆重点踏まえ授業を改善 小学校
【学校数76校、児童数1903人】
▼分析
児童の姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルの確立をよくしている学校の割合は44・7%にとどまっており、課題である。
授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいた児童の割合は30・9%、学級の友達との間で話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりしている児童の割合は27・7%で、全国・全道を下回っており、児童の主体的・対話的で深い学びの実現が課題である。
▼改善の方向性
管内独自の学力向上に向けた取組である「オールオホーツクで学力向上を!」の内容をカリキュラム・マネジメントの推進に焦点化し、年2回以上の学校教育指導において、チャレンジテストの結果等の数値に基づいた改善状況の把握および指導助言を行うことによって、PDCAサイクルの確立を図る必要がある。
「オールオホーツクで学力向上を!」の重点を踏まえて各学校が設定した具体的取組内容と目標指標について、学校教育指導を通して、取組状況を把握し指導助言を行うことによって、組織的・計画的な授業改善を図る必要がある。
◆主体的な学びが課題 中学校
【学校数49校、生徒数2054人】
▼分析
生徒の姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルの確立をよくしている学校の割合は44・9%にとどまっており、課題である。
授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいた生徒の割合は23・3%、生徒の間で話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりしている生徒の割合は24・3%で、全国・全道を下回っており、生徒の主体的・対話的で深い学びの実現が課題である。
▼改善の方向性
管内独自の学力向上に向けた取組である「オールオホーツクで学力向上を!」の内容をカリキュラム・マネジメントの推進に焦点化し、年2回以上の学校教育指導において、チャレンジテストの結果等の数値に基づいた改善状況の把握および指導助言を行うことによって、PDCAサイクルの確立を図る必要がある。
「オールオホーツクで学力向上を!」の重点を踏まえて各学校が設定した具体的取組内容と目標指標について、学校教育指導を通して、取組状況を把握し指導助言を行うことによって、組織的・計画的な授業改善を図る必要がある。
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(道・道教委 2019-11-21付)
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