【令和２年を迎えて　教育研究団体に聞く】　北海道教育地図研究会　永宮愼也会長

（関係団体 2020-01-10付）

　謹んで新年のお慶びを申し上げます。また、皆様には、平素より本会の諸活動に対しまして温かいご理解とご支援をいただいておりますことに厚くお礼申し上げます。

　昨年は、「これからの地図活用法」と題して学習会を開催しました。この４月から小中高すべての児童生徒が社会科および地理・歴史・公民科の学習の中で教科用図書「地図」（地図帳）を活用することになります。学習会では、地図帳が社会的な見方・考え方を生かし、鍛える道具として小学校３年生から欠かせないものになるということなどについてご講演をいただきました。本会は今後も引き続き、本道における地図指導に関する研究を深め、教育の質の向上に資することを目的に、以下の３つの主要な活動と事業を行います。

【フィールドワーク】

　社会科教師としての資質向上を図るため、現場を直接観察し、調査等を行います。本年度は、北海道胆振東部地震の震源地周辺の現状を踏査し、会員の見識を深めることができました。

【児童生徒社会研究作品展】

本年度で第４０回を迎えた本作品展は、かでる２・７を会場に１１月３・４日の２日間で開催しました。８２４人の児童生徒の研究活動を発表することができました。

【授業研究会】

社会科を中心にした地図を活用した授業の在り方や地図帳の効果的な利用の仕方を研究しています。昨年は、２月に札幌市立開成中等教育学校と澄川小学校、１２月に稲積中学校で授業公開を行いました。

▼新年の事業計画

▽フィールドワーク

・期日＝８、１１月（巡検地未定）

▽児童生徒社会研究作品展

・期日＝１１月２０～２１日

・会場＝かでる２・７

▽授業研究会

・期日＝未定

▼事務局＝札幌市立ノホロの丘小学校（幹事長―青柳吉乗教頭）

(関係団体 2020-01-10付)