本年度知財創造教育プログラム　札幌市宮の丘中で実施へ　２月にデザイン考える授業

（関係団体 2020-01-15付）

　内閣府と連携し、本道の知財創造教育に関する事業を進める地域コンソーシアムは、本年度教育プログラム実証の実施校に札幌市立宮の丘中学校を見込んでいる。２月中に２学年美術科の授業で生徒たちがオリジナルのデザインを考える授業を展開する予定。２４日に開く第２回地域コンソーシアム会議の中で委員の承認を経て決定する。

　内閣府は、平成２９年度から、知財創造教育の推進に向けて、北海道を含む４地域においてコンソーシアムをパイロット的に立ち上げ、課題に対する方策等の収集などを推進。３０年度は、新たに４地域を追加し、全国８地域で知財創造教育の実践事例の収集およびヒアリングによる現状の把握と課題の整理や、教育プログラムに基づき、各地域内の学校等において児童生徒向けの実証などを展開してきた。

　本年度は、８地域に設置された地域コンソーシアムの活動の結果を踏まえ、知財創造教育の体系化の推進、教育現場に知財創造教育を浸透させていくための取組を強化するとともに、地域コンソーシアムに対する支援の在り方について検討を進めてきた。

　本道では、道発明協会が地域コンソーシアムにおける取組の実施機関として教育プログラム実証を展開。本年度は２月中に、札幌市立宮の丘中での実施を見込んでいる。

　対象学年は２学年１クラスで、教科は美術科。

　新しいものを創造する力、創造されたものを尊重する心を育むため、生徒たちがオリジナルのデザインを考える授業を展開する予定だ。

　宮の丘中での教育プログラム実証は、２４日にＴＫＰ札幌駅カンファレンスセンターで開く第２回地域コンソーシアム会議の中で決定する。

(関係団体 2020-01-15付)