特別支援副校長・教頭会が冬季研　ＩＣＴ活用の可能性検討　野戸谷会長　選ばれる学校に

（関係団体 2020-01-16付）

　道特別支援学校副校長・教頭会（野戸谷睦会長）は１０日、ホテルライフォート札幌で令和元年度冬季研究協議会を開いた。全道から会員約７０人が参加。研究主題「特別支援学校における安定した学校運営に果たす副校長および教頭の役割について～副校長および教頭の資質の向上と次代の特別支援学校を担う人材の育成」のもと、講演や協議などを通して、副校長・教頭としての資質の向上に努めた。開会あいさつで野戸谷会長は、ＩＣＴ活用の可能性の検討などを通して、選ばれる特別支援学校であり続けることを説いた。

冬季研は、本道の特別支援学校における学校運営上および教育推進上の諸課題について研究協議を行い、副校長・教頭の資質の向上を図り、安定した学校運営に資することが目的。

開会に当たり、野戸谷会長があいさつ。国のＧＩＧＡスクール構想にふれ、「ＩＣＴ、遠隔テレビシステムの活用は、教育における今後の重要な柱になる」と強調。昨年３月に本道の盲学校４校にテレビ会議システムが導入されたことを紹介し、「ＩＣＴ活用の可能性を検討しつつ、様々な課題に積極的に取り組み、選ばれる特別支援学校であり続けることが求められる」と説いた。

　研修Ｉとして、道教委特別支援教育課の熊谷誠主幹が公立特別支援学校における高等部入学者選考の留意点や進学にかかる教育相談、コミュニティ・スクールの取組状況などを説明した。

続く研修Ⅱ・Ⅲでは、道立特別支援教育センターの小原直哉所長が学習指導要領改訂のポイントと教育課程編成の基本的な考え方について、道特別支援学校長会の木村浩紀会長が新しい時代の特別支援教育の在り方について講義。

　このほか、研修Ⅳとして「今後の特別支援教育推進のために必要なこと、その方策～専門性の向上・就労支援・ＩＣＴ活用」をテーマに協議した。

(関係団体 2020-01-16付)