札幌市教委が青少年科学館再整備　来年度は整備計画検討　４年度の着工目指す

（市町村 2020-02-04付）

　札幌市教委は青少年科学館の再整備に向けて来年度、実施委員会を設置し、基本設計など同館の整備計画を検討していく予定。令和３年度からは実施設計など、４年度の着工を目指している。

　青少年科学館は、昭和５６年、科学および科学技術に関する知識の普及・啓発を通じて、創造性豊かな青少年を育成することを目的に開館。

　開館から３６年が経過した平成３０年１２月、同館の今後の在り方を明らかにするとともに、展示物や設備の更新などに当たっての基本的な考え方を整理するため、市教委は青少年科学館活用基本構想を策定。同館の現状と課題として「展示物の老朽化と施設全体の統一感の希薄化」、同館活用の方針として「社会状況等の変化を踏まえた展示物や施設整備の機能の充実」などを挙げた。

　構想を踏まえて市教委は来年度中にも「札幌市青少年科学館展示ゾーン等整備基本設計業務企画競争」を実施。展示物および施設設備等の更新・改修に向けた基本設計など検討を進めていくとしている。

　令和３年度からは実施設計を予定。

　同館の再整備に向けた工事は４年度の着工を目指している。

(市町村 2020-02-04付)