札幌市2年度当初予算案の教育関連事業(2)
(市町村 2020-02-06付)

▼子ども未来局

▽少年団体活動促進費=1億2700万円

 ジュニアリーダーの養成などを通じた少年団体活動の促進および支援。

▽子どもの権利推進費=550万円

 子どもの権利の普及啓発、子どもの権利委員会の開催、まちづくりなどへの子どもの参加の促進など。

▽子どもの権利救済機関運営管理費=130万円

 子どもの権利救済機関の新たな相談方法としての無料通信アプリ「LINE」の導入。

▽子どもの学びの環境づくり補助金=2000万円

 不登校児童生徒の受け皿となっているフリースクールなど民間施設に対する支援。

▽子どもの体験活動の場支援費=3300万円

 旧真駒内緑小学校の跡施設における子どもが主体的に体験活動を行う場の提供。

▽子どもの貧困対策推進費=2300万円

 地域を巡回して、困難を抱える子どもや家庭を早期に把握し、必要な支援につなげる子どもコーディネーターの配置。

▽子どもの居場所づくり支援費(新規)=280万円

 子ども食堂などの子どもの居場所づくりを推進するための運営にかかる費用補助。

▽少年少女国際交流費=510万円

 シンガポール少年少女交流事業受入14人、姉妹都市少年少女交流事業受入20人。

▽児童会館整備費=3億1000万円

 児童会館の工事5ヵ所、基本・実施設計8ヵ所、解体1ヵ所など。

▽ミニ児童会館整備費=240万円

 実施設計1ヵ所など。

▽私立学校教材教具等整備補助金=9140万円

 小学校1校、中学校7校、高校19校。

▽私立保育所等補助金=32億8200万円

 国の定める基準を上回る保育士などを配置する保育施設に対する補助など。

▽私立幼稚園等補助金=6億8000万円

 特別な教育的支援を要する幼児の保育にかかわる教員の人件費および教材教具・管理用備品の購入費などの補助。

▽保育人材確保緊急対策費=4億7300万円

 保育人材の確保・就労継続支援に向けた各種補助など。

▽私立保育所整備等補助金=12億8900万円

 私立保育所の整備に対する補助(新築3ヵ所定員増240人、分園新築1ヵ所定員増29人、増改築2ヵ所定員増60人、賃貸8ヵ所定員増430人)。

▽認定こども園整備補助金=34億5400万円

 認定こども園の整備に対する補助(幼保連携型―新築3ヵ所定員増270人、移行9ヵ所定員増503人。幼稚園型―移行1ヵ所定員増60人)。

▽児童虐待防止対策費=3600万円

 休日・夜間の緊急対応にかかる体制強化ならびに市民への普及啓発、関係機関向けハンドブックの増刷など児童虐待の防止。

▽仮称・第2児童相談所整備費(新規)=3200万円

 仮称・第2児童相談所の整備にかかる基本計画策定および一時保護の受け皿確保を目的とした暫定施設の設置など。

▼経済観光局

▽ものづくり人材育成支援費=1600万円

 ものづくり人材育成に関する補助および若年者に対するものづくり産業などの魅力発信。

▽国際ビジネス人材育成費=250万円

 国際ビジネス人材の育成・活用を目的とした日本人学生の留学支援および外国人留学生の就職支援の実施。

▽みらいIT人材育成費=1000万円

 若年層の自発的なIT学習の促進やITの高度利用ができる人材育成を推進するための、市内小・中学生や高校生を対象としたイベントやハンズオンセミナーなどの実施。

▽奨学金返還支援費(新規)=100万円

 奨学金の返済を支援することで、学生が地元企業に目を向ける機会を創出することによる若者の地元定着の促進。

▼環境局

▽総合的環境教育推進費=2000万円

 環境教育ワークショップなど、環境教育・環境学習基本方針に基づく事業の実施。

▽動物園教育推進費=300万円

 動物と環境に対する理解を促進するための普及啓発。

▼建設局

▽冬みち地域連携事業費=5700万円

 子どもたちへ除雪に対する意識を浸透させるための雪体験授業および市民(地域)・企業・行政が連携した地域除雪力を高める取組の実施。

▼消防局

▽ジュニアバイスタンダー育成費=560万円

 小・中学生を対象にした救命指導に必要な資器材の購入および救命講習テキストの製作。

(市町村 2020-02-06付)

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