仮称・遠隔授業配信センター　３年度、有朋高へ設置　新年度に準備室　道教委・佐藤教育長表明

（道・道教委 2020-03-23付）

　道教委の佐藤嘉大教育長は１９日、仮称・高校遠隔授業配信センターを令和３年度に有朋高校へ設置する考えを明らかにした。２年度は、庁内に準備室を設け機器の整備や教育課程を検討。有朋高に専任スタッフを配置し、本格実施に向け試行を開始する。

　１９日の１定道議会予算特別委員会第２分科会で大越農子委員（自民党・道民会議）の質問に対して答えたもの。

　道教委は２年度教育費予算案において、遠隔授業配信機能集中化推進事業に６６２万円を計上。多様で質の高い高校教育を提供するため、習熟度別授業や選択授業など遠隔授業の配信拠点の設置に向けた試行を開始する。

　佐藤教育長は、３年度をめどに、札幌市内の有朋高に仮称・高校遠隔授業配信センターを設置する考えを表明。２年度、庁内に準備室を設置し、機器の整備や教育課程の検討を進めるとした。

　また、有朋高の体制強化のため、新たに専任スタッフを配置して配信科目の拡大や複数校への同時配信など遠隔教育の充実を図ると答弁。３年度の本格実施に向け、積極的に取り組んでいく考えを示した。

(道・道教委 2020-03-23付)