後志局　働き方改革取組事例集　授業の質高める研修など　各校実態に応じ推進を

（道・道教委 2020-03-19付）

後志管内の「学校における働き方改革」の事例№１（クリックすると拡大表示されます）

　【小樽発】後志教育局は、『学校における働き方改革の取組事例集』を作成した。業務改善のワークショップをもとにした取組や、短時間で日常授業の質を高める校内研修の取組など７つの事例を紹介。管内の全学校に配布し、各学校の実態に応じた働き方改革の推進を呼びかけた。

　後志局は昨年、学習規律の徹底など学校全体で統一すべき取組をまとめた『学校全体の取組事例』を作成し、管内すべての小・中学校に配布。今回、学校における働き方改革に関する管内の優れた取組を集め、事例集としてまとめた。

①業務改善のワークショップをもとにした取組②チームで学級担任をサポートする取組③職員室の環境整備の工夫④保護者への周知事項を一覧にして配布する取組⑤教頭のリーダーシップによる働き方改革の提案⑥短時間で日常授業の質を高める校内研修⑦朝の打ち合わせや職員会議の簡略化―を紹介。

　①は、教育の質の向上につなげる働き方改革について全員で協議し、タイムマネジメントを意識する重要性を確認した取組を掲載。

　③は、毎月、職員室環境整備日を設定し、机上の整理整頓を行い、働きやすい環境づくりを進めていることを報告している。

　櫻井康雄局長は「各学校で、教育の質を下げずに、より効率的な働き方を教職員全員で考え、実行する取組は、どんな小さな取組でも意義がある」と強調。教育局として取組事例を管内全体に広め、各学校の実態に応じた働き方改革を期待している。

　一方、教育局内でも、管内の各学校と同様に働き方改革のアイデアを募り、全職員で温かい職場づくりや書庫の整理などを始めた。

　局内に「明るい挨拶！温かい声かけ！」と書いたチラシを掲示。櫻井局長は「学校と共に働き方をよりよくし、そのことが子どもたちの教育に反映できるよう努力したい」と話す。

(道・道教委 2020-03-19付)