全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.13 釧路
(道・道教委 2020-03-18付)

各管内体力テスト釧路
体力合計点 全国との差の推移・釧路(クリックすると拡大表示されます)

◆分析 小学校

【学校数55校、児童数1619人】

▼実技

 体力合計点は、全国と比較して男子が0・60ポイント、女子が0・70ポイント高い。

 種目別に全国を上回ったのは、男子が6種目、女子が7種目。

 体力合計点の高い順にA~Eの5段階で評価した総合評価をみると、AB―DEの値は、全国と比較して、男子が4・7ポイント、女子が8ポイント高い。

▼質問紙(学校・児童)

 「授業等の工夫・改善を行った(行う予定である)」と回答した学校の割合は98・2%で、全国と比べて12・3ポイント高い。

 「授業の最後に、その授業で学習したことを振り返る活動をすべての学年・学級で取り入れている」と回答した学校の割合は81・8%で、全国と比べて29・2ポイント高く、全道より1ポイント低い。

 「授業以外で、すべての児童の体力・運動能力の向上にかかる取組を行った」と回答した学校の割合は94・5%で、全国と比べて9・8ポイント高い。

◆分析 中学校

【学校数37校、生徒数1553人】

▼実技

 体力合計点は、全国と比較して男子が0・76ポイント、女子が2・90ポイント低く、課題である。

 種目別に全国を上回ったのは男子が4種目、女子が1種目。

 AB―DEの値は、全国と比較して男子が3・1ポイント、女子が17・7ポイント低く、課題である。

▼質問紙(学校・生徒)

 「授業等の工夫・改善を行った(行う予定である)」と回答した学校の割合は100%で、全国と比べて10ポイント高い。

 「授業の最後に、きょう学んだ内容を振り返る活動を行っている」と回答した生徒の割合は男子が52・3%で、全国と比べて8・7ポイント高い。女子が58・3%で、全国と比べて12・8ポイント高い。

 「授業以外で、すべての生徒の体力・運動能力の向上にかかる取組をすべての学年で行った」と回答した学校の割合は89・2%で、全国と比べて33・1ポイント高い。

◆改善の方向性

 授業等の工夫・改善の一層の充実を図るため、各学校における体力向上計画に基づく客観的な調査の分析による検証改善サイクルの確立を一層促進する必要がある。

 学習内容の確実な定着を図るため、単元や題材などで育む資質・能力を明確にし、内容や時間のまとまりを見通して、見通しや振り返りの場面、対話の場面、児童生徒が考える場面と教師が教える場面などをどのように組み立てるかを意識した授業改善の充実を図る必要がある。

 授業以外で、すべての児童生徒の体力・運動能力の向上にかかる取組を踏まえ、家庭や地域と課題を共有し、課題解決を図る取組を一層推進する必要がある。

(道・道教委 2020-03-18付)

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